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「量産タイプ」と「1000番台」――機能と価格差は? キャラクターやハイテク機能付き……壁紙選びで知っておきたい基礎知識(3/4ページ)

内村恵梨内村恵梨

2020/02/09

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機能もさまざま、その効果のほどは?

上記では、1000番クロスには機能がついたものがあるとお話しましたが、量産クロスにも防カビや表面強度アップ、抗菌、撥水コートしたものなどはあります。1000番台ではそれに加え、たばこやペットのにおいの消臭やマイナスイオンがでるものなどもあり、どんどん進化しています。ここからは機能性クロスの、それぞれの機能についてご紹介していきます。

■防カビ
カビの発生、繁殖を防ぐ

■軽量
材料が軽量化されているので、施工する人に負担が少ない。天井が貼りやすいなど

■表面強度アップ
一般ビニル壁紙に比べて表面が丈夫でキズがつきにくい

■フィルム汚れ防止
特殊フィルムが表面にラミネート加工されているので、汚れがふき取りやすく、キズにも強い

■ウレタンコート
汚れ、傷に強く、貼りあがりもきれい

■スーパーストレッチ
下地が動きひび割れしやすいところなどに

■消臭
壁紙表面に消臭剤を加工。生ごみやトイレ、ペット臭、タバコなどのニオイを吸着・消臭する

■抗アレルゲン
表面に薬剤が塗布されており、アレルギーを引き起こす物質(花粉、ダニなど)と接触したときにその働きを抑制する

■抗ウイルス
抗ウイルス性成分が、壁紙の表面に付着したウイルスを減少させる

■マイナスイオン
壁紙の表面にマイナスイオンを発生させる天然鉱石を配合。リラックス効果が期待できる

■吸放湿
壁紙に配合された吸水性ポリマーが湿気をコントロール

■通気性
湿気が壁紙を通り抜けるので、下地の石膏ボードが吸放湿

どのメーカーさんも、上記のような機能のついたクロスを開発し販売しています。ただ、実際どのくらいの効果があるのか?というところ。

クロス職人さんに聞いたところ、表面強化や汚れ防止などは、実際に傷がつきにくく、汚れも落ちやすいようですが、消臭や吸放湿系の機能は、そんなに大きく実感はできない、とのこと。まったく、効果がないというわけではないでしょうが、そのあたりはそれぞれの気持ち次第なのかもしれません。壁に接触する部分の空気には何らかの働きかけがあったとしても、部屋の中の空間全て、というわけにはいかないのでしょう。

防カビも、結露してしまうような部屋だと、どうしたって防ぎようがありません。除湿器や換気扇をまわす、二重窓にする、など他の対策が必要です。

また、機能性クロスは素材が薄めのものや、表面が硬いものなど、施工性が良くない場合があるので、下地の凸凹が出やすかったり、ジョイント部分(クロスとクロスの継ぎ目)が目立ちやすくなったりする可能性もあります。

機能性クロスがどうしても気になる場合は、まずは施工業者さんに相談してアドバイスをもらうことをお勧めします。

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この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

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