大学生に空き部屋を貸す
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/12/05
■学生向け物件のメリット
賃貸物件に入居してくる学生と言えば、大体は大学生ですね。普通の賃貸では、学生も一般社会人も同列に扱われます(未成年の時は少し異なりますが)。しかし最近では賃貸業界はどこも空き住戸対策に追われており、その中で学生をターゲットにした賃貸に力を入れる不動産会社も出てきています。
学生向け物件を持つことのメリットは様々です。まず一般的な傾向として、限られた期間しか生活しないので、広い部屋を必要としないこと。つまり同じ面積でたくさんの部屋を用意できます。住む期間が短いので部屋も傷みません。
真面目な学生であれば部屋で勉強するので、基本的に生活騒音も少ない。また、家賃は仕送りをする親が払うので、家賃トラブルが起こりにくく、当然夜逃げするということもないわけです。もちろん、卒業したら退去してしまいますので、空室リスクはつきまといますが、毎年新入生が生まれるわけですから、流入ルートを確保すれば有効な賃貸形態だと言えるでしょう。
■様々な学生向け物件
オーソドックスな賃貸の中で学生をターゲットに貸し出される部屋としては、学生限定の物件が挙げられます。中には一般の入居者も入れる物件もあったり、逆に一般の物件の中に学生だけ特別料金で入居させる場合もあります。住宅形態は様々で、アパート型のものからマンション型のものまで存在します。
これらの物件では家具・家電は付属しない場合がほとんどですが、寮とは違って一人暮らし同様の暮らしができ、時間を自由に使えるのが学生にとっては嬉しいところです。大規模な学生限定物件の中には食堂(有料)やフィットネスルームまで完備している所もあります。もちろん一般的なアパートを学生向けに貸し出す場合もあり、多種多様な賃貸物件が存在しているジャンルです。
マンションを貸し出す場合は、学生用のマンションにすることもできます。簡単に言えばアパートよりグレードが高い物件なので、家賃や管理費などを高めに設定することができます。その代わり、セキュリティ面は家賃に見合ったものにしておかないと学生の親御さんは不安に思うでしょう。
他にも学生の入居者を集めるには、大学の生協を通じて募集するという方法もあります。大学の生協であれば学生にはアプローチしやすいでしょう。
ただし、学生限定の賃貸を行う場合は、後々トラブルにならないように入居審査をきちんと実施する必要があります。規則正しい生活を送る社会人と違い、学生は時間も自由で、エネルギーも余っています。羽目を外しすぎないように、場合によってはルールを文章化しておいた方が賢明です。
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この記事を書いた人
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