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中古住宅の賢い選び方(3)

不動産情報サイトで中古物件の情報を集めて相場感を養おう

大橋高志大橋高志

2016/01/04

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大手不動産情報サイトで相場をチェック

 中古物件の情報を集めるのに手っとり早いのは、やはり不動産情報サイトの活用です。現在の住まい周辺の物件情報であれば、新聞の折り込みチラシなどでも探すことができますが、網羅しているエリアの広さ、物件情報の豊富さ、検索のしやすさなどにおいて、大手の不動産情報サイトに勝るものはありません。

 大手の不動産情報サイトを活用するにあたって、まず押さえたいのは、希望するエリアの相場です。最寄駅別に、築年数や広さなどの違いによって、どれくらいの価格帯で売り出されているのか、相場観を養いましょう。

複数の不動産情報サイトで同一物件の情報を集める

 気になる物件があった場合には、別の不動産情報サイトでも同じ物掲載されていないか検索してみましょう。そうすることで、より正確な情報を集めることができます。特にサイトによって、掲載されている写真の数やアングルに大きな違いのあることがあります。一日に見学に回れる物件の数には限りがありますから、できるだけ詳細な情報を入手し、絞り込みたいものです。

 なお、たいていのサイトでは物件が特定できないように、およその住所しか記載されていません。ただし、メイン写真は同じことが多いため、同一物件かどうかはだいたい判別できます。

地元の不動産情報サイトには掘り出し物も

 ほとんどの物件情報はネットワークで共有化されていますが、地元の小さな不動産情報サイトでは、大手のサイトが扱っていない独自の物件情報を中心に掲載しているところも少なくありません。

 希望エリアがかなり絞り込まれているなら、住所から近くの不動産会社のサイトを探し、物件情報が掲載されているか、チェックしてみるといいでしょう。

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この記事を書いた人

住まいコンサルタント

宅地建物取引士、ファイナンシャルプランニング技能士、木造ハウジングコーディネーター。 1970年生まれ。大手不動産建設会社を経て、首都圏の不動産販売・分譲会社へ転身。15年超のキャリアで約500件の引渡し実績を持つ。新築分譲の他にも中古住宅の再生販売、仲介業務など取引事例は多種多様。 不動産取引はもちろん、建築・土木・住宅ローン・保険・不動産税制などに明るい。 現在は第一線を退き、業界経験を活かした「完全な消費者目線」の住まいのアドバイザーとして活躍中。

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