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家づくりを成功させる業者選び(3/4)

モデルハウスを見学するときは、ここをチェック

菅 正秀

2016/01/26

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空間の使い方をチェックする

 モデルハウスは、たいていの場合、その業者が提供できる最高のグレードのものばかりがそろった仕様になっています。ですから、モデルハウスでチェックしておきたいのは、それぞれのグレードよりも、空間の使い方です。

 面積が小さくても広く見せる工夫をしているか、間取りを有効活用しているかなどを中心にチェックし、不明点はどんどん質問し、自分たちの家づくりの参考にしましょう。

 もし、現地見学会に参加できた場合は、床下など目に見えない部分も見せてもらいましょう。表に出ていない部分まで丁寧に仕事をしているかどうかは、その業者の家づくりに対するスタンスがよくわかる部分です。

 普段は開けないような場所もきちんと清掃し整理してあれば、その業者の家づくりに対するプロフェッショナルぶりがわかるというもの。どの見えない部分についても、同じようにきちんとしているでしょう。その逆は、言わずもがなです。

場所別チェックリスト

 それでは、具体的に場所別にチェックすべきポイントを見ていきましょう。

(1)玄関・出入り口
 玄関・出入り口でチェックしたいのは、収納(靴箱)のスペースが十分あるかです。ここに収納があるかないかで、玄関をうまく活用できるかが決まります。

 また、バリアフリー(段差がない)対応や将来的にスロープなどに変更できるかどうかもチェックしましょう。もちろん、鍵の二重施錠やカメラ付モニターホンなど防犯対策も確認しておきましょう。

(2)リビング・ダイニング
 たとえ面積が小さくても、天井高があれば広く感じるはずですので、どれくらいの高さがあるかはチェックしておきましょう。

(3)キッチン
 キッチンはさまざまなオプションがある場所ですので、標準設備とオプションの確認をしておきましょう。そして、家事がしやすいようにキッチン・洗面所・浴室の導線がどのようになっているかを確認し、実際の生活をイメージしてみましょう。

(4)寝室
 ここでも大切なのが収納。とにかく収納は大目にあることに越したことはありません。そして、全部屋のなかでいちばん静かであるべき場所なので遮音性(壁の厚さなど)もチェックしておきましょう。

 特に、排水の音は意外に気になるものですので、キッチンで水を流してもらって確認しましょう。また、子どもが使う場合は、大きくなったときにうまく活用できるかどうかも考えましょう。

(5)浴室
 後々トラブルが発生しやすい場所なので、全体の広さ・浴室の大きさをチェックしておきましょう。ここもキッチン同様オプションが多い場所なので、標準設備とオプションの区別を忘れずに確認しておきます。また、湿気は家を早く痛める原因になりますので、対策がされているかも重要ポイントです。

(6)廊下・階段・トイレ
 もともと手すりがついていればいいですが、将来的に設置することも考えて、それだけの広さがあるかどうかを確認しておきましょう。手すりは、「親と同居することになった」「介護が必要になった」「自分が老いて歩くのが辛くなった」など数年後、数十年後に必要になってくるものなので、チェックしておいたほうがいいでしょう。

 また、トイレも標準設備・オプションでかなりの金額差が発生する場所ですので、忘れずに確認しましょう。

 このような部分を細かくチェックし、人生最大の買い物を納得できるものにしていかなければなりません。建てる前から数年後・数十年後の生活をイメージするのは難しいかもしれませんが、将来的な展望を棚卸するいいチャンスですので、家づくりをきっかけにいろいろなことを考えてみるのはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

株式会社フェリーズディア 取締役チーフコンサルタント

宅地建物取引士、マンション管理士、住宅ローンアドバイザー、福祉住環境コーディネーター。 1958年、大阪府大阪市生まれ。創価大学法学部卒業。大学卒業後、弁護士事務所に勤務、宅地建物取引士資格取得を契機に大手不動産会社に転じる。法律知識を活用し中古住宅、中古マンションの仲介営業を担当。 その後、顧客と一緒にモノづくりをするために、地域中小建設会社に移り、注文住宅・賃貸マンションの受注営業を担当。大手建設会社との競合が激しい中、操業以後に流入してきた近隣住民のクレームにお悩みの経営者さんに、不動産会社時代の人脈を使い工場の移転先を斡旋した上で、その跡地に93戸の賃貸マンション建設の受注をするなど、15年間で約32億円の受注する実績をあげる。現在は、建築にも明るい不動産コンサルタントとして、不動産会社のエスクロウ業務(契約管理)・新人社員指導等を行なっている。 一生に一度の買い物ともいえる住宅の購入をアシストできる人材を育成し、業界の健全な発展に貢献すべく活動中。

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