東京都(千代田区) 『神田一期屋 ICHIGO-YA』の驚愕土鍋 匠の手から生まれる「佐賀牛ステーキとうにの土鍋ご飯」(4/4ページ)
ねこやま大吉
2021/09/18
「佐賀牛ステーキとうにの土鍋ご飯」
贅沢の極み。これは絶対に旨いに違いない。
うにがこれでもかと重なる。今回は特別に店主が手さばきを披露してくれた。
やっぱり職人・「匠」の手は、いつ見ても感動する。
佐賀牛の肉の旨味、うにの濃厚な潮香が、卵とインクルージョン。それは想像をはるかに超えた、初めて口にする「旨かもの」だ。この茶碗一杯に料理人の全てが集約されている。一口一口噛みしめながら最後の一粒までたいらげた。
工芸品の「匠」、食の「匠」。つくるものは違がえど、すべては一期一会なのだ。
山手線に乗り、電車の中で一日を振り返ると江戸の早口言葉を思い出した。小声で繰り返す。
「神田鍛冶町の角の乾物屋の勝栗買ったが、固くて咬めない。返しに行ったら、勘兵衛の内儀(かみ)さんが帰ってきて、癇癪(かんしゃく)起こして、カリカリ咬んだら、カリカリ咬めた」
変な人と思われたに違いない。
今回お邪魔したおいしいお店:和牛と創作料理 『神田一期屋 ICHIGO-YA』
住所:東京都千代田区鍛冶町2-9-5 東園ビル B1F
交通:JR神田駅東口・銀座線神田駅 徒歩2分
この記事を書いた人
編集者・ライター
長年出版業界に従事し、グルメからファッション、ペットまで幅広いジャンルの雑誌を手掛ける。全国地域活性事業の一環でご当地グルメを発掘中。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。現在、猫の快適部屋を目指し日々こつこつ猫部屋を制作。mono MAGAZINE webにてキッチン家電取材中。https://www.monomagazine.com/author/w-31nekoyama/