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その物件、荒れてない?「賃貸・内見」―――部屋の外にある重要ポイント

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内見の時にしっかり見ておけばよかった。気づけばよかった……

共用部分が汚い……
マナーの悪い入居者がたくさん住んでいる……
管理が行き届いていない……

荒れている賃貸物件にはなるべく入居したくないものだ。と、いうか、まともな感覚の人であれば決して住みたくないだろう。

この記事に紹介する「荒れている物件」のサインのいくつかを知って、部屋探しのための内見を行う際の参考にしてほしい。

以下はいずれも、荒れている物件に実際に入居した経験がある人の声から拾ったものだ。

1.「郵便受け」とその周りが汚い

荒れた物件を示すサインのまさに定番といえるのがこれだ。

  1. チラシや郵便物が床に散らばっている
  2. 中身がギュウギュウ詰めになって溢れた郵便受けがある
  3. 集合ポストの上にチラシなどが置かれっぱなしになっている
  4. 部屋番号の表示が外れたままで使われている郵便受けがあったり、扉やフタが開いたまま、壊れたままで、使用されている郵便受けがあったりする

想像できるだろう。これらは―――

  • 管理会社の管理がよくない。(管理会社がいない物件の場合は、オーナー=大家がきちんと管理していない)
  • 共用の場所にモノを捨てる身勝手な入居者や、生活が投げやりな入居者が住んでいる
  • 上記の両方

ほぼ100%これらが原因だ。

なお、身勝手な入居者やだらしない入居者は、こうしたことだけでなく、騒音を出してトラブルの原因になるなど、ほかにも問題を起こしやすい。

そこに、管理の悪い管理会社や、オーナーの存在が重なると、まともな人はとても長く住んでいられない、荒廃した物件の出来上がりとなる。

2.廊下や階段の隅(すみ)が汚い

管理が悪く、ろくに掃除もしていない物件のサインとして、目につきやすいのが共用廊下や共用階段の隅に溜まるホコリだ。

中心に近いところは、普段、人が歩くので、ホコリが溜まりにくい。

一方、隅の方には、掃除をしないでいると土ぼこりや細かいゴミが溜まっていく。蜘蛛が巣を張ることもある。

それらが湿って、カビも生え、黒くこびりついているような物件の場合、ともすれば数カ月から数年にわたって、掃除が行われていないこともある。

こういった管理状態の物件では、各部屋の設備にトラブルが生じた場合なども、素早い対応や的確な対応は当然期待できない。

3.共用部分の天井や照明も汚い

上記のような物件―――廊下や階段の隅が汚い―――では、見上げてみると、共用部分の天井や、そこにある照明なども汚れていることが多い。

すぐに手が届く床さえ掃除しないのだから、手間のかかる箇所はなおさらのこと。ますます手を抜く対象となるわけだ。

外観に限っては一見きれいなものの、中身はそんな状態の賃貸マンションが、断水事故や漏電事故を立て続けに起こした例もある。当然だが、機器の点検や整備を長年怠っていたためだ。

4.駐輪場が荒れている

駐輪場や駐輪スペースが荒れている物件も要注意だ。自転車などの停め方が荒っぽく、無秩序なケースはもとより、

  • コーヒーなどを飲み終えたプラスチックカップが転がっていたり……
  • レジ袋が踏みつけられたまま地面に張り付いていたり……
  • 壊れた自転車やバイク、部品が放置されていたり……

どんな人がその物件に住んでいるのかを見る、よいバロメーターとなる。

なお、最近は、賃貸マンションやアパートの駐輪場に、フードデリバリーサービスの配達員が背負うバッグを載せた自転車やバイクが、そのまま一日中、あるいは数日停められているのを見ることも増えた。

バッグは大抵ホコリだらけだ。虫が侵入していることもある。

他人の食事を運ぶ入れ物をそんな風に扱える感覚の人が、そこには住んでいるということだ。

5.ゴミ置き場が荒れている

物件にある共用のゴミ集積所や、共用の大きなゴミ箱―――ゴミストッカーなどと呼ばれる―――の中を覗ける場合、違反ゴミが放置されていないかなど、様子を見ておきたい。

正しく分別されていなかったり、収集できない廃棄物だったりしたため、業者が「回収できません」のシールを貼り、残していったものなどが長期にわたって放置されているような場合は、特に要注意だ。

そういうことをする身勝手な入居者が、そこに住んでいることを示すサインとなるからだ。

なおかつ、管理会社やオーナーが、問題を把握できないでいる証拠ともなる。

6.掲示板に注意書きがある

物件のエントランスなどの掲示板に、入居者が出す騒音や、ゴミ捨てルール違反などを指摘する注意書きが貼られている場合、当然だが、そういうことをする入居者がその物件に住んでいる。

ただし、このことは、起きたトラブルに対して、管理会社やオーナーが一応動いていることを示すものでもある。

そこで、気になるのは、その注意書きによって問題が収まっているかどうかだ。案内をしてくれた不動産会社のスタッフに、率直に尋ねるといいだろう。

「この問題を起こした方は先週退去しました。そうだ、紙を剥がさないと……」

意外にはっきりした答えが返ってくることもある。

なお、物件内に空室があり、現に入居者募集している場合、イメージを悪化させないため、それらの掲示を外す賢い(?)管理会社やオーナーもいる。

以上、総合的に考えて、判断する必要がある案件ということだ。

「ライブビデオ内見」の場合もリクエストを

自宅にいながら賃貸物件の内見ができる、いわゆる「ライブビデオ内見」を利用する場合も、現場に出向いてくれるスタッフに、この記事で指摘したような箇所の撮影をリクエストしよう。

部屋探しの初心者ほど、部屋の内側ばかりに関心が向かってしまいがちだ。

だが、アパートや賃貸マンションといった「賃貸集合住宅」での暮らしが快適なものになるかどうかは、それだけでは決まらない。

同じ建物に住んでいる―――隣人
管理会社やオーナーの―――管理

これら「環境」こそが、部屋のポテンシャル(広さや設備の充実など)よりも影響が大きい場合が多いことを忘れないようにしておきたい。

(文/賃貸幸せラボラトリー)

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この記事を書いた人

編集者・ライター

賃貸住宅に住む人、賃貸住宅を経営するオーナー、どちらの視点にも立ちながら、それぞれの幸せを考える研究室

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