初めての部屋探し 「こんなはずじゃなかった!」を防ごう

2025/12/14
あくまで私自身の経験談として語らせていただきますが、「初めての部屋探し」と「初めての彼探し」は、よく似ています。初めてのデート=内見は、理想と不安で舞い上がっていて、どこをチェックしていいのか正直分からない。「イケメン=部屋おしゃれ」とか「ノリがいい=駅近」とかに運命を感じて、「他の人に取られるくらいならワタクシが!」と契約しちゃったら「……私とは合いませんでした」ということがあります。

❶こんなはずじゃなかった!<立地・物件設備編>
<立地・物件設備編>
- 駅近5分だと思っていたら……
坂・踏切・信号も含めたら到底5分じゃ行けませんでした! - 駅近最高だと思っていたら……
駅が近すぎて、線路目の前(幹線道路目の前)で音がうるさくて眠れません! - オートロック、防犯カメラ設置……
オートロック扉の横の塀が低すぎて普通に乗り越えられる - ゴミ捨て場24時間OK……
繁華街が近い&管理が行き届いていなくて、虫が大量発生していた - 築古だから家賃が安いと思っていたら……
夏はサウナ、冬は冷凍庫の中。光熱費が高くなって後悔
❷こんなはずじゃなかった!<室内編>
- 内見や写真では部屋が広く見えたが……
不動産会社さんによっては、写真を広く見せるために、広角レンズを使って撮っていることも。よくある360度見える画像も、実物よりも広く見えてしまいがち。内見で足を運んで見ることが大事。あと単純に家具を入れてないから広く見えるので、自分の荷物を搬入したら、どれくらいのスペースが残るか内見時にイメージしましょう! - 間取り図では広かったのに……
間取り図には載っていない梁や柱などのデッドスペースがあった - 部屋は広いけれど……
一見、部屋は広いけれど収納スペースが全然なかった。荷物を部屋に置いたら広い部屋が一気に狭くなってしまった - 写真では明るかったのに……
サイトに掲載されている写真の多くは、綺麗に見せるために明るく調整しています。日当たりがよく見えるけど、実際には薄暗かったなんてこともあるので注意。 - 水圧が弱々しい……
内見時にシャワーを実際に出してチェックさせてもらう
※なかには水圧チェックができない部屋もあるので、必ず不動産会社さんに確認をとってからにしましょう。
❸「こんなはずじゃなかった」を防ぐには?
・「募集図面」の情報だけで判断しない!
家賃や条件だけではなく、実際に部屋を訪れて気づいたこと・感覚・居心地を大切にする
たとえば……
- 部屋は電気をつけなくても、日差しが入ってきて明るいかな?
- タバコの臭い、排水の臭いなど、気にならない?
- 壁は薄くないかな? 音が響いたり、隣の音が聞こえてこない?
- 窓を開けたら、どれくらいの音が聞こえるかな?
- ゴミ捨て場、廊下などの共用部分は清潔かな?
・物件の周りも散策しよう!
物件がある「街」の雰囲気、「人」の雰囲気。「好きになれそう」「悪くないな」と感じられたら、そこでの生活がきっと楽しくなる! ご近所は、どんな音がする? 静か、にぎやか? 自然はどのくらいある? 気持ちがアガりそうなお店はある? 心の中でたくさん質問しながら、散策してみましょう。
<あとがき>
実際に住んでみたら、理想と違って「初めての部屋選び、失敗しちゃったな(泣)」と後悔することもあります。でも引っ越しを重ねれば、確実に「目が肥えてくる」。次の彼……(じゃなかった)次の部屋選びのために、この経験を糧にするのです!!
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/






















