袋小路の物件のメリットとデメリット

私の実家は、袋小路の突き当たりのお家でした。「袋小路」なんて言われると、行き詰まっていて身動きがとれないネガティブイメージですが……身動きが取れないどころか、家の前の道路でアクティブに遊びましたよ！ 偶然にも今のお家も袋小路の突き当たり物件ですし、袋小路は意外と住みやすいんです！

目次▼

❶袋小路の土地にある物件
❷袋小路のメリットとデメリット
❸袋小路の物件を買うときに注意すること

❶袋小路の土地にある物件

＜袋小路の土地とは＞
道が行き止まりになっていて、車や人が通り抜けることができない土地

＜風水的には良いの？＞
袋小路の土地は、風水的にはあまりよくないんです！ 行き止まりで空気が滞るため、気の流れが停滞したり悪い気が溜まってしまうそう。ただ、そんな袋小路に子どもの頃から住んでいますが、心身ともに元気に育ってるので、関係ないかも！

❷袋小路のメリットとデメリット

＜袋小路のメリット＞

• 車通りが少ないため一般道路に比べて事故に遭いづらい
• 道が狭いことも多いので、車がスピードを落として入って来る
• その道を使うのは袋小路に住む住人だけなので人の往来も少なく静かな環境
• 不動産の評価額が少なくなると税金が安くなる可能性がある
• 袋小路の住人は自然と顔見知りになる

＜袋小路のデメリット＞

• 私道の場合、街灯がないことも
• 人通りが少ないので防犯上の不安がある
• 入り口付近で火災が起こると避難しづらい
• 消防車が入りづらい
• 車の出し入れがしづらい
• 売却に不利（接している道路の幅が狭ければ狭いほど評価が低くなってしまう）

❸袋小路の物件を買うときに注意すること

接道義務を果たしていない中古物件は要注意です！ 建築基準法では「幅員4m以上の道路に2m以上接している」必要があります。それを満たせず「再建築不可」になっている物件は建て替えができないので、将来的に売却できない、売却価格が安くなってしまうことも……。（資産価値を上げる方法として、隣の土地を購入し再建築可能にする方法もあります）

＜あとがき＞
袋小路のいいところは、特定の住人しか入ってこないので見覚えのない人がウロウロしていると結構目立ちます！ 近所の人とは自然と仲良くなれますし、防犯上はかえって安心かもしれません！ ちなみに私道の街灯は、町内会や自治体にお願いすると街灯の設置を検討してもらえますよ！

（絵・文／ながれだあかね）

【関連記事】
坂の上にある物件　メリットとデメリット
もうすぐ春休み！ 節約しながら楽しむ旅行のコツ


仲介手数料無料の「ウチコミ！」