お米も保存できる！ 冷蔵庫の野菜室を無駄なく使う方法

みなさんは、冷蔵庫をどんな風に使っていますか？
我が家は、冷凍したお肉や野菜などをよく買うので、冷凍室はいつもパンパン！ 冷蔵室はまあまあ。そして野菜室はいつもスカスカです。野菜室の余っているスペース、なんだか勿体ないんですよね〜。

＜目次＞
❶冷蔵庫の各部屋の温度と役割
❷野菜室には何を入れる？ 入れてはいけない野菜
❸野菜室の意外な使い方

❶冷蔵庫の各部屋の温度と役割

＜一般的な冷蔵庫の部屋＞

・ 冷蔵室
・ チルド室
・ 野菜室
・ パーシャル室
・ 冷凍室

＜温度と使い方＞

1. 冷蔵室（3度〜5度）／いろいろなものを入れられる。

2. チルド室（0度〜3度）／冷蔵室以上に長持ちさせたいけど、冷凍させたくない物を入れる。たとえば味噌や納豆などの発酵食品、チーズなど。

3.パーシャル室（-3度）／わずかに凍らせることができる。肉類や魚類の保存に向いている。完全には凍結していないので、電子レンジで解凍しなくてもすぐに調理できる。

3. 野菜室（3度〜8度）／冷蔵庫の中でも高い温度と湿度。野菜の保存に適してる。

4. 冷凍室（ -17度~ -20度）／冷凍食品、アイス。パンやご飯など長期保存したいものにおすすめ。

❷野菜室には何を入れる？ 入れてはいけない野菜

野菜や果物は、育った環境と近い状態で保存しましょう！ たとえば、温かい場所で育った野菜や果物は、冷蔵庫に入れると温度が低すぎてしまいます。そのものに適した温度で保存することで、長く鮮度を保つことができます。

＜野菜室に入れていい野菜は？＞

・ ほうれん草や小松菜などの葉物野菜

・ピーマン、きゅうり、なす、トマトなどの夏野菜／温度と湿度を高く保つのが大切。ポリ袋やラップなどにくるみ野菜室に保存しましょう。

・ 大根や人参などの根菜類／泥を落とさずに保存します。新聞紙やペーパータオルに包んで保存すると乾燥を避け、野菜室の汚れも防ぐことができます。

＜野菜室に入れてはいけない野菜　常温保存がオススメ＞

・バナナ、パイナップル、アボカド、メロン、パパイヤ／原産地が暑い国の果物。低温に弱いので常温で風通しのいい場所に保管します。常温で保存すると追熟してより美味しく食べられます。冷蔵庫に入れるのは、食べる直前。冷やすと美味しく食べられます。

・じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ／じゃがいもは、新聞紙や紙袋に包み、冷暗所で保管しましょう。さつまいもは、新聞紙で一本ずつ包んで冷暗所へ。玉ねぎは、カゴや袋に吊るすなど、風通しのよい冷暗所で保管します。（新玉ねぎは除く）

❸野菜室の意外な使い方

野菜室がスカスカな我が家の様な冷蔵庫には、野菜以外のものも野菜室に入れることで、収納を有効活用するのはどうでしょうか。

・ チョコレート／冷蔵庫に入れると冷えすぎてしまうので、溶ける時期には野菜室に入れるのがオススメです。

・お米／18度以上の多湿になるとお米に虫がついてしまうことも。夏場は野菜室に保存しましょう。

・ ワイン／ワインの熟成保存に適した場所は、コルクが乾かない湿度と低温、暗いところなので、野菜室はベストです。

・ 小麦粉などの粉類／夏など高温多湿になる時期は、野菜室に入れておくのもいいです。虫が入らないように必ず密閉しましょう。

・2ℓペットボトルや調味料／キンキンに冷やさなくてもいい飲み物は野菜室へ入れておくといいでしょう。

＜上段と下段を使い分けよう＞

野菜室の上段トレーは、日持ちがしない食材や潰れやすい野菜、使いかけの野菜などを入れましょう。見えやすい位置におくことで忘れずに使うことができます！ 下段には葉物や白菜やキャベツなど場所をとるものがオススメです。

＜しきりを作る＞

野菜の鮮度を保つために、新聞紙でくるんだあとにポリ袋などに入れて保存しましょう。紙袋やトレー、半分に切ったペットボトルなどでしきりを作り収納すると便利です。

あとがき

いかがでしたか。ついつい目の前にあると口に入れちゃうチョコレートも、野菜室にいれれば溶けないし、むやみに食べなくて済んでダイエットにもなる！？ 一石二鳥ですね。ただお肉などの生物は入れないように気をつけましょう！

（絵・文／ながれだあかね）