“日本の中心”としてすべてが揃った中央区
ウチコミ!タイムズ編集部
2017/04/28
■日本の文化・商業・情報の中心
中央区は東京都の特別区の一つで、東京23区のほぼ真ん中に位置します。日本の文化・商業・情報の中心として、日本橋、八重洲、月島、築地、晴海、銀座などの魅力的なスポットが揃っています。
日本橋や銀座などの大商業地域が複数あるため、人口は約15万人ですが、昼間人口は60万人を超えます。住宅街としてはオフィスビルが多く、住宅としてはマンション・団地・集合住宅が主流で、低層の一戸建てやアパートなどは少ないのが特徴です。
中央区の面積は10.21㎢で、東京23区で台東区に次いで2番目に小さな区です。2016年の高齢化率は16.18%、生産年齢人口率(15~64歳)は71.49%で、活気と魅力にあふれた街となっています。
■狭い区内でも「遊」「職」「住」が充実
中央区は江戸時代からの埋め立てによってできた地域が大半なので平坦な地勢となっており、区内には鉄道網・地下鉄網・バス路線が網の目のように広がっています。中央区は「遊」「職」「住」の三拍子が揃った街と言われていますが、同時に日本橋など多くの史跡や伝統文化が残る地でもあります。
中央区には公園が多数整備されており、じゃぶじゃぶ池、デイキャンプ場、冒険広場、キャッチボール場などで遊ぶことができる公園があります。
■手厚い子育て支援
中央区では児童手当、子ども医療費助成、児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成などの他、外国人学生の外国人保護者に対する保護制度など、手当・助成が充実しています。一時的に子どもを預けるトワイライトステイやショートステイ、子育て交流サロンなど、子育て支援事業にも手厚いものがあります。
■急速に子どもが増加
中央区の待機児童数は、2016年度で263人、ワーストランキングでは11位。かつては待機児童がほとんどいない区だったのですが、2016年には144人も待機児童数が増加。近年は子どもが増え、平成16年から平成26年の間に約2倍に増えているというデータもあります(「中央区子ども・子育て支援事業計画」)。
中央区は都内でも恵まれた保育環境にあると言われていますが、さらなる保育施設の拡充が求められています。なお、中央区には区立幼稚園が16園あります。
■賃貸物件は臨海地区に集中
中央区の賃貸物件は東京湾臨海地区に集中しており、マンションであれば月島地区を中心にワンルームから1LDKまでの物件が見つけやすくなっています。家賃は9.5万円から16万円前後と安くありませんが、築15年以下の物件が豊富です。
月島の場合は月島駅より徒歩5分以内の物件が多数あります。アパートは佃地区を中心に築7年以下の物件が多く、月島駅まで徒歩5分以内の1LDKが主流。家賃は13万円~14万円台といったところです。戸建ても月島や佃地区で月島駅まで徒歩5分圏内のものが多く、築30年以上の1LDKや3DKが家賃14万円~15万円前後で見つかります。
この記事を書いた人
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