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一人暮らしの部屋探しの条件

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■“動かせない条件”から決めていこう

一人暮らしの部屋探しをする場合、部屋の条件をはっきりさせて探さないとなかなか決まりません。ここでは部屋探しにおいて考えておくべき条件についてお伝えしようと思います。

まず、最低限決めておきたいポイントは4つあります。①家賃、②立地、③間取り・広さ、④入居時期の4つです。

①については前回も少し触れましたが、広告に家賃だけ大きく表示して管理費や共益費などは小さくしか書いていない不動産屋もあります。家賃は毎月支払わねばならない固定費なので、全体でいくらかかるか把握しておきましょう。特に管理人がいたりするマンションなどでは、驚くほど高い管理費が設定されて場合があります。

②③については、①によって限定されます。立地が良ければ家賃も高くなります。急行の止まる駅、乗り換え路線の多い駅の近くに住めば高くなりますし、駅から徒歩15分以上かかるような場所なら安くなります。「家賃が安い方がいいから遠方に住もう」というのも一つの考え方ですが、通勤・通学に時間がかかると毎日負担に感じますし、定期代が意外に高くなることもあるので、注意が必要です。

③については、部屋が広ければ広いほど家賃が高くなります。バス・トイレが別の物件も高くなります(ただし、古い物件の場合はバス・トイレ別が普通です)。1K、1DKなどは部屋とは別にキッチンがあります。

ワンルームはキッチンと部屋が直結しているので、臭いが気になることも。また、部屋の広さばかりでなく、クローゼットや押し入れの広さも重視しましょう。特に物が多い人は、収納が広くないと部屋に物が溢れてしまいます。

女性の場合は、洗濯機がどこに置けるかに注意しましょう。防犯を考えると、室内かベランダに置ける物件を選びたいものです。

④の入居時期も大事な要素。「気に入った部屋が見つかったら」という姿勢でいるより、いつから入居したいかを明確にしておいた方が不動産会社も探しやすいですし、入居時期に合わせて物件を紹介してくれます。

これらの4つを決めたら、それぞれにとっての“こだわり条件”を見て行くことになります。遮音性を求めるなら鉄筋・鉄骨造りのマンションでしょうし、安い部屋を求めるなら築年数が経っているけれどもメンテナンスが行き届いた部屋が望ましいでしょう。

また、周囲に交番や病院があるといざという時安心できます。最近ではエアコン付きの物件が増えていますが、インターネット回線やケーブルテレビが最初から設置されている物件もあります。

部屋探しのコツとしては、まず1日の暮らしを想像してみて、必要な条件をリストアップすること。家賃の制限で条件を削る場合は、後から追加できる要素を外すと良いでしょう。例えばケーブルテレビなどの付属設備は、後からでも追加できます。

収納が少なくても、アイデアグッズでカバーできる場合があります。周辺の環境や駐車場、セキュリティーなど、後から追加しづらい要素を優先すると良いでしょう。

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