女性の一人暮らしにおける部屋探し
ウチコミ!タイムズ編集部
2016/06/10
■セキュリティーには細心の注意を!
最近では犯罪が巧妙化し、ストーカーのように防ぐのが難しい行為も増えてきたことから、女性の一人暮らしではどのような住まいに住むか、どのように住むかが昔以上に重要になっています。ここでは一人暮らしの女性が気を付けるべき部屋探しのポイントについてご紹介します。
まず大切なのは立地です。女性を引きずり込む場所が近くにある物件では、襲われる危険性が高くなります。人通りが少ない道、店舗が少ない道の他、空き地、暗い脇道、廃工場や倉庫など、人が寄りつかない場所があると大変危険です。
公共の交通機関で通勤・通学する場合はこういった場所を毎日のように通らなければならないので、駅やバス停から自宅までの間の環境に注意が必要です。できればこういった場所が近くにある物件は選ばない方が良いでしょう。
物件そのもののセキュリティーも重視したいものです。強姦事件の多くは自宅で被害に遭っているという統計も出ていますので、簡単に忍び込めるような部屋には住むべきではありません。
レディースマンションであれば、オートロック、防犯カメラ、管理人常駐、二重施錠など、セキュリティーがしっかりしています。ただし、男性には立ち入りが制限されている場合がありますし、家賃・管理費は割高になります。また、レディースマンションは数も多くありません。一般的な物件から選ぶ場合は、次のような点に気を付けると良いでしょう。
オートロックがある(部屋に入った直後に侵入されることを防ぐ)
2階以上の部屋で、角部屋ではない(角部屋にはよじ登りやすい)
各所に防犯カメラが設置されている
階段の踊り場が開けていて、外から見える
駐輪場や駐車場が夜間でも明るい、防犯カメラが設置されている
ゴミ集積場が設置してあり、ゴミが漁られにくい
ドアホンなどが設置されている(ドアを開けなくても訪問者を確認できる)
ドアチェーンがあり、ドアが頑丈である
エレベーターに窓が付いている
通路側の窓に格子や柵が取り付けられている(侵入しづらい)
外部の人間が郵便物を簡単に見られないようになっている
物陰が少ない
こういったセキュリティーがしっかりしている物件は、同時に空き巣対策にもなっています。もし、セキュリティーに難がある物件に住まなくてはならない場合でも、里帰りなどで部屋を空ける場合はタイマーで照明が点くようにしておいたり、郵便物を止めておいたり、工夫することで危険を減らすことは可能です。
この記事を書いた人
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