「賃貸業系」の不動産屋さんについて その2
ウチコミ!タイムズ編集部
2013/04/07
前回の続きです。では、貸主さんはどんな目にあっているのか現状の不動産業の仕組みや、環境から言えば貸主も借主も、不動産屋さんの収入構造は、わからない様になっていますし、手続きや諸経費などについてもさも当たり前のように説明され、かといってどうあるべきなどの情報や、法令・慣習にも不慣れで結局、不動産屋さんの言いなりになっている事が非常に多いようです。
貸主さん側では、昨今の経済不況やデフレ経済などの影響から、いわゆる 借り手市場!!一度部屋が空くと、空き部屋が埋まらない...。空いたままでは困るので、家賃をさげる...。さらに、敷金・礼金などを減らす...。それでも、空き部屋が埋まらないので空き部屋解消の為に、リフォームなどをする...。
まさに、貸主版・負のスパイラルでも、負担をしているのは貸主さんだけ...。不動産屋さんは、1円も損をしていません。それどころか、このアパートが ワンルーム6戸でそのアパートの管理を委託されている不動産業者だとしたら...
一般的な例で、仮に 1戸45000円(家賃)とすると不動産屋さんの収入は~
①管理委託料として1戸につき3000円/月
6戸=18000円/月
何もしなくても、貸主さんが払い続ける管理費
②入居者が決まれば1件45000円もしくは~90000円
自分で直接入居者を見つけるか、他の業者さんが連れてくるかで、収入もかわりますが...ひどい場合、貸主さんの足元を見て、もっと金銭を要求している事があります。貸主さんの中には 思い当たる節があるのでは?
③賃貸の場合の更新料・・・2年に1回 1か月分つまり 45000円
現在の場合、殆どの不動産屋さんが当たり前のように、受取って 貸主さんには1円も払わない。いかがですか?更に、最近住み替えたり、新たに賃貸住宅に入居された方なら分かると思いますが
・火災保険や家財保険の強制加入
これも収入になりますし、負担は借主さん(2年掛け捨ての30000円ぐらいする保険だったり)
・玄関ドアの鍵の交換(シリンダー交換)
これも収入になりますし、負担はほぼ借主さん(不動産屋さんが直接交換してるのに20000円!)
・部屋の消毒・クリーニング
これも収入です。負担はほぼ借主さん何のために? こんな事、意味さえ不明ですね)
一部、借主さんの負担も混じりましたが、不動産屋さんの「見事なまでの囲い込み戦術!」貸主さんに至っては、万一 リフォーム を行った場合どれだけの持出になっているのか...。でも、ここまで列挙してきた どの案件も見事なまでの利益への結びつき...。
実は、大手さんほどその徹底ぶりはすさまじいです。貸主さんも考えた方が良いと思います。不動産屋さんが、貸主さんの何を手伝ってくれているのやらなにが、安心なのやら 悲しいばかりの現実です。すでに、貸主さんもいろいろな不動産業者に相談する必要があると思います。ここまで来ると、当然 その解決方法ですよね。
大家さんの広告費をおさえて、その分の費用を借主さんに還元してくそんなサイトがあります。
ウチコミです。その中の敷金・礼金0円物件特集一見の価値ありです。
その他にもたくさん特集があります。覗いてみてください。
この記事を書いた人
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