自転車の防犯登録とは? 手続きに必要になるもの
ながれだ あかね
2022/10/21
自転車を購入したときに行う自転車の防犯登録。手間だし手数料もかかるし、断ることはできないのかな〜と思う人もいるかもしれません。実はこれ、法律で決まっている自転車利用者の義務なのです。
フリマアプリなどで中古自転車を買ったときは、手続きがやや複雑なので、特に注意が必要です!
<目次>
❶自転車の防犯登録とは?
❷防犯登録はどこでする? 手続きに必要なものは?
❸県外への引っ越しは、2回手続きが必要!
❶自転車の防犯登録とは?
<自転車防犯登録ってなに?>
自転車防犯登録制とは、登録することで自転車の所有者を明確にして、自転車の盗難予防や盗難されても自転車が戻ってくるようにするための制度です。自転車防犯登録は、利用者の義務となっています。
<防犯登録をするとどうなるの?>
防犯登録をすると、警視庁のコンピュータに防犯登録番号などのデータが10年間、登録されます。10年後も同じ自転車を利用する場合は新たに新規登録をする必要があります。
<防犯登録しないとどうなるの?>
・盗難されやすい
・盗難されて見つかっても警察から連絡がこない
(自分の自転車だと証明できないため盗難届を出せない)
・盗難車だと疑われてしまう
❷防犯登録はどこでする? 手続きに必要なものは?
<どこで登録するの?>
自転車防犯登録所の看板を掲げている防犯登録所で登録しましょう!
たとえば、自転車を購入した自転車屋さんやスーパー、ホームセンターなどで登録できます。インターネットで購入した自転車でも、防犯登録所であれば登録可能です。
<手続きに必要なもの>
・自転車本体
・身分証明書(運転免許証・健康保険証など)
・登録料(600円)※各都道府県により値段が異なります
<中古自転車の場合>
友達から譲ってもらったり、フリマアプリなどで購入した自転車の場合は、元の持ち主にやってもらうことがあります。それは「防犯登録の抹消手続き」。今までの防犯登録カードを自転車と一緒にもらいましょう。もしくは、「譲渡証明書」を発行してもらいましょう。(自転車防犯登録協会のHPで、ひな形をダウンロードできる)その後、新しい所有者が防犯登録を行います。
※ 元の持ち主が抹消手続きをする際には、防犯登録時の控え・身分証明書・自転車が必要です。
❸県外への引っ越しは、2回手続きが必要!
防犯登録は全国共通ではなく、各都道府県単位で運営されています。そのため引っ越しをする前と後に変更手続きが必要になります。
<県内の引っ越しの場合>
(例)東京都の場合
・転居して住所が変わる、結婚などで苗字が変わったら
自転車防犯登録所の看板が提示してある場所で、変更登録の手続きを行いましょう。登録内容のうち、登録者の住所・氏名・電話番号を変更します。
<県外への引っ越しの場合>
旧居がある件で抹消手続きを行い、引っ越し先で防犯登録を行います。旧居の県で防犯登録所にいくことができなかった場合は、各都道府県の協会へ問い合わせた上で郵送の手続きを行いましょう。
<あとがき>
自転車の防犯登録をしなければいけないことは知っていましたが、引っ越し前に抹消手続きをしないといけないのは意外でした! 引っ越しの手続きだけでバタバタして忘れてしまいそうですが・・・大切な自転車が盗難されたり盗難車だと思われたら困ります。忘れないように気をつけましょう!
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/