植木の引っ越しはどうする?
ウチコミ!タイムズ編集部
2020/10/17
こんにちは。ながれだあかねです。我が家で育てていたオリーブ。最近水やりを忘れており・・・葉がすっかり茶色く変色してしまいました! いつか庭付きの家に引っ越せたら、庭にオリーブを植えようと思っていたのになあ〜。
さて、長年住んだ家から引っ越しをするとき、「庭に植えた木も一緒に連れていきたい」と思う方もいるのではないでしょうか?
引っ越し業者は植木を運んでくれるの?
→引っ越し業者と提携している造園業者がいることもあるので、大切な植栽の引っ越しはそちらにお願いすると良い。
引っ越し業者に確認しよう!
- 植木の部門、あるいは提携している造園業者がいるか
- もし植木が枯れてしまったり傷んでしまった場合の対応はどうなるのか
- 植木一本あたりの料金
枯らしたくない大切な植木なら、専門の造園業者に依頼するのが安心!
専門の造園業者に依頼するメリット
・引っ越し業者や自分で行うのは難しい植木の根巻、運搬、移植などを依頼できる
・植木が枯れないように適切な移植時期まで保管してくれる造園業者もある
・植木が傷んだり枯れてしまうリスクを減らすことができる
・移植だけではなく剪定なども可能
※根巻ってなに?
庭に直接植えている木を運ぶ際は、根っこの部分に麻などを巻き、根が傷まないようにするのだ。それを「根巻き」という。
造園業者に確認しよう!
品種によっては、季節によって植え替えできない時期もある。引っ越す時期を含めて、あらかじめ造園業者に移植できるタイミングを聞いてみよう。そして移植できるタイミングまで保管してもらうという手も検討しよう。また枯れてしまった場合の保証(返金対応など)もあるのかも合わせて聞いて見るとよい。
こんな造園業者さんがあるよ!
低木(0~3m)の根巻:¥8,000/本
中木(3m~5m)の根巻:¥15,000/本
高木(5m~7m)の根巻:¥30,000/本
低木の運搬:¥5,000/本
中木(3m~5m)の運搬:¥10,000/本
高木(5m~7m)の運搬:20,000/本
※上記は目安です。
(庭クイック公式HPより抜粋。2020年6月現在の情報です。詳しくはコチラ)
移植1本8,000円〜(税別)
※木の大きさ、樹種、現場状況によりお値段が変わります。
(お庭の便利屋さん smileガーデン公式HPより抜粋。2020年10月現在の情報です。詳しくはコチラ )
移植するよりも、今ある植木は処分して新しい植木を購入して植える方が安く済むことがある!
じつは、植木の移植はサイズが大きくなればなるほど、料金が高額になりがち。何年も植わっている植木の場合、根が広がっていて幹も太いため、掘り起こしや移動に重機を使用するなど大掛かりになることもある。費用面や手間から考えて、本当に移植した方がいいのか、それとも新居で新しい木を植えるのがいいのか考えてみよう!
<木を伐採する場合の相場は?>
・高さ3メートル未満:3,000円〜5,000円
・高さ3メートル〜5メートル:15,000円〜20,000円程度
・高さ5メートル以上:25,000円〜30,000円
引っ越し前に木を処分するのは縁起が悪そう・・・
大切にしてきた植木をただ伐採するのは気が引ける・・・木を切るのは縁起も悪そうだし、悩む。
そんな方は、植木にたいしてお清めや供養を行うこともできる! 造園業者に依頼すれば、伐採と一緒にやってくれる場合も。ほかにも依頼をすれば神社の神主さんが供養をしてくれる場合もあるので聞いてみよう。
いかがでしたか? 新しい環境で、ゼロから生活をはじめるのはワワクワクする反面、不安はつきものです。自分と一緒に暮らしてきた心の拠り所になるものは持って行きたいものです。もし自分の家に記念樹などの思い出がある木があれば、新居に連れていくのはいかがですか。
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
賃貸経営・不動産・住まいのWEBマガジン『ウチコミ!タイムズ』では住まいに関する素朴な疑問点や問題点、賃貸経営お役立ち情報や不動産市況、業界情報などを発信。さらには土地や空間にまつわるアカデミックなコンテンツも。また、エンタメ、カルチャー、グルメ、ライフスタイル情報も紹介していきます。