<引越しの手続き ①>引越しのときの電気の停止と申し込み方法は?
ウチコミ!タイムズ編集部
2019/03/23
こんにちは!家電をついつい同時に使いすぎてしまうあかねです。さてライフラインである「電気」「ガス」「水道」は、引越ししたらすぐに使う大切なもの。停止や開始手続きは忘れずにしなければいけません。今回は、これらの手続きの中から「電気の手続きの仕方」や「ブレーカーの使い方」についてご紹介します!
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<引越しの手続き③>引越しのときの水道の停止と申し込み方法は?
1.引越し一週間前には、電気の使用停止を申し込もう
・引越しの一週間前には契約している電力会社に「退去するので電気を停止してください。」ということを電話(またはインターネット)で連絡しよう。
・料金の領収書をみながら、名前、現住所、引越し日時、お客様番号、契約種別を伝えよう!
・引越し先も同じ電力会社圏内&同じ電力会社の電力を利用するなら、一緒に利用開始手続きもしてもらえる。
・この停止の手続きを忘れると、使用していないのに旧家の電気代を払わなくてはいけなくなる可能性があるので忘れないようにしよう。
電気料金の領収書
左下に「電力会社の問い合わせ先」があり、右下にはお客様番号があります。
2.引越し先にて電力会社に「電気使用申込書」を郵送・またはネットで手続き
・新居においてある『電気使用申込書』に各事項を記入してポストへ投函しよう!
(電気使用申込書は、賃貸物件では郵便受けや玄関などに用意されていることが多い。見当たらない場合は、各電力会社に連絡しよう。)
・インターネットや電話・FAXなどでも対応してくれる電力会社もあるので、確認してみましょう。
・アンペア数を変更する場合は、管理会社に「アンペアをあげてもいいか?またアンペアの最大容量に制限がないか?」を確認してみよう。(築年数の古い物件では、使える電気の最大容量が決まっているケースもあるため。)
あれ?でも最後の月の電気代はどうなるのかな?
3.最終月の電気代の支払い方法は?
最後の検針日〜引越し当日までの使用量が日割りで計算されます。支払い方は下記の4パターンのいずれかを選ぶのが一般的。
①引越し当日、電力会社の職員がきてその場で払う
②新居へ請求書・振込用紙送付してもらう
③クレジットカード
④口座振替を利用する
※③と④は電力会社が変わると利用できない場合も。
1.分電盤とは?
分電盤とは、各家庭などのコンセントや照明、電化製品などに電気を分配するための装置のこと。玄関の横にあったり洗面台の横にあったりすることが多い。この分電盤の中に組み込まれているのが、ブレーカー。
一般的な住宅の分電盤の多くは、向かって左側からアンペアブレーカー(A)、漏電ブレーカー(B)、安全ブレーカー(C)という並び方で配置されています!
2.分電盤の中に設置されたブレーカーの種類
A.アンペアブレーカー
契約しているアンペア数を超えると、自動的に電気の供給をストップさせる装置。複数の電化製品を同時に使って許容値をこえるとこれが落ちる。
B.漏電ブレーカー
配線や電化製品が漏電をおこすと自動的に電気が遮断される装置。
C.安全ブレーカー
分電盤から各部屋に続く回路ごとに取り付けられる。ショートや許容電流を超えた場合に電気を自動的に遮断する装置。
3.退去日のブレーカーの切り方
退去する場合は、①のメインであるアンペアブレーカーのつまみを落として「切」にしよう。
※給湯器がある物件で真冬の場合、水が残っていると凍結する可能性がある。管理会社にブレーカーを落としていいか確認しよう。
4.新居のブレーカーのあげ方
基本的に電気は引越し当日から使用することが可能!
・新居に到着したら、まず部屋の電気のスイッチを押す。もしスイッチをおしても電気がつかなかったら、ブレーカーが落ちている状態。
・配電盤の蓋をあげて、左から順番に「アンペアブレーカー」、「漏電遮断器」、「配線用遮断器」のつまみを上げて「入」にする。すると電気が使用できる。
※ブレーカーは高い場所にあるので、下敷きのような硬いボードがあるとひっかけて簡単にあげられる。
1.アンペア(A)とは?
つまり、どれだけの家電を同時に使うかにより必要なアンペア数が変わってくるのです!
電化製品のアンペアの目安
エアコン/常時6.6A
冷蔵庫/常時2A
蛍光灯の照明/0.7A
電子レンジ/15A
炊飯器/13A
テレビ/2A
掃除機/2~10A
ドライヤー/12A
洗濯機/4A
2.一人暮らしで快適に過ごすには・・・30Aがおすすめ
一人暮らしでブレーカーが頻繁に落ちてしまう場合、20A以下になっていませんか?契約アンペア数を見直してみましょう!
たとえば、20Aの場合。エアコン(暖房)をつけて(6.6 A)、ご飯を炊飯器でたいて(13A)、電子レンジで温めようとしたら(15A)、ブレーカーが落ちる計算。
日常的に家電3つくらいは同時に使いたいけど・・・。これでブレーカーが落ちてしまうとちょっと不便だなあ〜。
30Aにすると、(物によりますが・・・)3つくらいの電化製品を同時に動かす程度であれば安心して利用できますよ!
3.節約するなら二人暮らしも、30AでOK!
わたしは夫と二人暮らしですが、未だ30Aで契約中。先日、私が電子レンジと電気ケトルの同時使用中に、夫がドライヤーをつけたら・・・バチン。とくに真夏や真冬など常に付けっ放しのエアコンが動いている時期だと、30A超えてしまいますね〜。最近は気をつけて生活しています!一人暮らしを始めるかたや、二人暮らしの方もまずは30Aからはじめて様子をみてみましょう!
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
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