クローゼット、シューズボックス、洋服好きは収納力を重視
佐藤ゆみ
2016/01/04
メイン収納の収納力と特徴をとらえよう
断捨離やミニマリストがブームにはなっていますが、女性にとって好きな洋服やお気に入りの雑貨を捨てるのはつらいもの。できれば、手放さずに使い続けたいものです。そのために重視したいのはなんといっても「収納」です。
十分な収納スペースがないと、部屋に棚などをたくさん置かなくてはならず、ゴチャゴチャとした空間になってしまいます。物がきちんと収納された美しい部屋をつくるために、収納スペースに注目してみましょう。
収納スペースといえば、押し入れとクローゼットがその代表です。クローゼットですと内部の仕切りを動かせるタイプのものもありますが、押入れは基本的に間仕切りを動かすことができません。丈の長い洋服を多く持っていて、ハンガーにかけて収納したい場合には、仕切りを動かせるタイプのクローゼットがおすすめです。
一方、収納ボックスをたくさん使いたい、たまにしか使わないものは見えないところにしまっておきたいという人には、押入れのほうが使い勝手が良い場合もあります。自分の手持ちの荷物の詳細と収納の特徴を見極めながらメインの収納を何にすべきかを選びましょう。
靴が好きな女性には欠かせない シューズボックス
女性にとって、靴はファッションの仕上げとなる特別なアイテムです。天気のいい日には、お気に入りの靴を履いて、気分を上げてお出かけしたいものです。
一般的に男性よりも女性のほうが靴を多く持っていますし、靴が好きな女性であれば、何十足という靴を持っている人さえいます。しかも、季節によってブーツやサンダルなど使用するアイテムも違いますし、冠婚葬祭用で普段使いをしないものでも、いざという場合に備え置いておく必要もあります。
そこで悩ましいのが靴の保管場所です。場所がないからと、玄関にずらりと並べっぱなしにするのは美しくありませんし、出入りの邪魔になってしまいます。そんな時にありがたいのが備えつけのシューズボックスです。最近では、大きなシューズボックスを備えつけた物件も増えてきました。
たくさんの種類の靴をまとめてしまえるのでとても便利ですし、玄関をスッキリとした印象にすることができます。またシューズボックスにしまっておくことで日焼けやホコリも防ぐことができます。靴が捨てられない、おしゃれが好きという人は玄関や靴そのものをきれいに保つという面でもシューズボックスつきの物件を選んだほうがよさそうです。
季節物もしっかりしまえる ウォークインクローゼット
次に注目したいのは、ウォークインクローゼットです。ウォークインクローゼットは、そのなかで歩けるほどのスペースがあるクローゼットのことで、収納力はピカイチです。ハンガーパイプや収納棚が設置されている場合が多いのも嬉しいですね。
抜群の収納力がありますので、季節物のコートやスノボなどの趣味用品、特別な時にしか使わない鞄や靴、布団なども収納しておけます。身につけるものだけでなく季節物の扇風機やヒーターなども収納しておけますので、置き場所に困って年中出しっぱなしということなくなります。
荷物が多い人は、外のレンタルボックスを使うという選択もありますが、わざわざ取り出しに行ったり、またしまいに行ったりするのが大変ですし、月々の使用料もかかってしまいます。そう考えると、荷物が多い人は、その分の予算を上乗せしてウォークインクローゼットつきの物件を選ぶというのも効率的ですね。
物件を選ぶ際には間取り図を見ながら選ぶのが通常ですが、それだけでは高さや奥行といった実際の大きさがわからず、本当の収納力がわかりません。そのために必要なのが内見時に高さや奥行き、幅をきちんとメジャーで測ること。物件の収納力を自分の目でチェックして、十分な収納力があるかどうかを確認することが大切です。
この記事を書いた人
宅地建物取引士、インテリアコーディネーター
空間デザイナー、開業コンサルタント 不動産の力で女性の夢を応援することをミッションに、2015年2月に女性だけの不動産会社としてHouse Brian/ハウスブリアン(所在地:さいたま市)を企画、設立から運営まですべてをこなす。 ハウスブリアンの事業の2大柱として、 ☆シングルマザーこそ、家を買え。守ってくれる家探し ☆借りるだけじゃ意味がない。本当に繁盛する店舗の選び方 を掲げ、シングルマザーや女性起業家(予備軍)に向けての支援活動を行っている。 起業したい女性向けの創業スタートアップ勉強会やワークショップ、セミナー等を開催し、「何かを始めたいのだけど、きっかけがない」「場所がなない」という人には、お店の一部をレンタルスペースとして提供している。