「聞きコミ!大家さん」ーー猫好きのための賃貸アパート
「聞きコミ!大家さん」
2019/09/24
2019年9月1日取材 1/1ページ
今回お邪魔したのは、レンガ調の外観がとってもオシャレな物件、「モフズヴィラ」。名古屋駅から電車で一本、抹茶で有名な西尾市にあります!猫が大好きな榊原オーナーは、ご自宅に4匹の猫を飼っていらっしゃるそうです。猫好きによる、猫好きのためのこだわり物件の魅力をたっぷりご紹介します!
こだわりの新築物件「モフズヴィラ」、その由来は?
ー外観のこだわりは?
榊原オーナー基本は女性向けかなと思ったのですが、女性専用ではなく男性の単身者や二人入居も可にして、シンプルで住みやすい家にしました。地元の工務店さんに建築をお願いしたのですが、建築士が24歳くらいの女性の方だったので、外観は女性らしい感じになったかな。たくさん注文して、こだわり抜いた物件です。今日見ていただくお部屋はモデルルームのようにしているんです。ちなみにうちは猫を4匹飼っていますよ。
ー「モフズヴィラ」の由来はなんですか?
榊原オーナーモフってなんだと思います?あ、よくわかりましたね(笑)。もふもふの「もふ」です。もふが2つだから「モフズ」、田舎の邸宅というイメージの「ヴィラ」で「モフズヴィラ」です。
猫好きカップルにもオススメ♪キッチン・水回りの工夫
ー二人入居も可能なんですよね。
榊原オーナー少し窮屈かもしれませんが、二人で住めるように設計しました。そのためにロフトもあります。この辺りは車が必須なのでもちろん駐車場はありますが、物件前の道路が広くて車通りが少ないのもポイントです。
ーわ〜!キッチンが広い!
榊原オーナーここもポイントなのですが、単身向けにしては広くゆったりと使えるように造っています。トイレも広いので、猫のトイレを一緒に置いているんです。エコカラットという、匂いを吸う壁材をつけたのですが、あるのとないのでは大分違いますよ。無いとシーツをこまめに取り替える必要がありますからね。
ー猫を飼っているからこそ気がつく、気配りポイントですね!
榊原オーナーそうは言いつつ、やっぱりメインの人間が気持ちよく豊かに暮らせる場所というところで、水回りは全部別々にしています。猫はあくまで豊かに暮らすための〝手段〟ですからね。
ー可愛い猫のスポンジが置いてありますね!
榊原オーナー家内が猫好きで、遊び心で置いているものなんです。造るときも色々意見をくれたり。例の女性の建築士さんと、仲介店の店長さんと、皆で作り上げた物件という感じですね。
最後の砦!?大事な猫ちゃんのための様々な工夫
ーこだわりが本当にたくさん詰まったお部屋なんですね!
榊原オーナーこれは特に言わないと気づかれないこだわりなのですが…、猫って結構脱走するんですよね。うちでも困っているんですが、この扉を「最後の砦」みたいにしているんです。簡単に爪を掛けて開けられないようになっていて、人間でもちょっと力を入れないと開けられないくらいに、ストッパーを付けているんです。
ーなるほど!!確かに、少し力が要るので猫では開けられないですね。
榊原オーナー飼い猫も基本は野良猫と一緒で、道路に飛び出て死んでしまったりするんです。そういったことがないように工夫しています。
ー高い天井!窓から青空が見えますよ。
榊原オーナー猫が外を見られるように、窓の前に15cmくらいのスペースを作りました。普通は10cmくらいで、あんなにはみ出ていないんです。こうやってキャットウォークを辿って行くんですよ。最初はあの高い窓にカーテンをつけるという発想しかなかったのですが、だいたい寝るときはロフトなので、窓ではなくロフトの方にカーテンレールをつけたんです。
ーなるほど!ちなみに、さっきお会いした入居者さんも猫を飼っていらっしゃるんですか?
榊原オーナーそうだと思いますよ。お二人でお住みになるみたいで。この地域って家賃の相場が難しいんです。賃料7万円と駐車場1万円で8万円…。果たしてこの地域の単身の方で、どれくらいの方が出せるのかという。正直キツイかな、と思いながら探っているところです。
二人でも広々使えるこだわりのロフト
ーロフトに続く階段!梯子じゃなくて階段なんですね。
榊原オーナー設計をした女性は、初めから階段のつもりだったんですって。階段でないと使い勝手が悪くてロフトがただの物置、押入れのようになってしまうからと。ロフトもできるだけ高くして、寝転がってテレビが観れるようにテレビ線を配置したり、座ってパソコン作業くらいはできるスペースにしたいなと。収納も多くて2人でも暮らせるんじゃないかな、と思います。
ーこの物件はどうして西尾市に建てようと思ったのですか?
榊原オーナー住まいが近いからですかね。もう一つ、米津という場所に新築を建てて、永吉に中古で3棟購入して。やっぱりあまり離れたところではなく地元がいいかなあ、と。東京にもこういうペット可の物件はあるんですか?
ーもちろんあります。ただ、キャットウォークがあるくらいで、消臭のことまで考えていらっしゃる物件はなかなか無いかもしれません。実際に飼っているからこそ分かる工夫ですよね。
榊原オーナーちょっとしたことなんですけどね。腰掛けも退去時に下を取り替えるだけですし。実は設計時にコンセントの高さをもっと高くするべきかとか、まだまだ議論がありました(笑)。
ー本日はありがとうございました!
榊原オーナープロフィール
大の猫好きでとても温厚な榊原オーナー。西尾市を中心に賃貸経営をされています。猫好きの方は、入居前に色々相談されてみてはいかがですか?
この記事を書いた人
「聞きコミ!大家さん」 担当編集
「聞きコミ!大家さん」では、賃貸物件を所有する大家さんが直接入居希望者を募ることができるウチコミ!をどのように活用しているのか、建物へのこだわり、ちょっとしたアイデアで空室が解消された事例などを紹介していきます。それぞれの工夫や取り組みが、賃貸経営に悩めるオーナーに対して少しでも参考になればと思います。