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コロナ禍を乗り越え、地価がふたたびキタ? 「住高商低」の地価LOOKレポート(3/3ページ)

朝倉 継道朝倉 継道

2021/06/15

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地価LOOKレポートのあらまし

最後に、「地価LOOKレポート」のあらましを紹介しておこう。正式名称は、冒頭にも記したとおり「主要都市の高度利用地地価動向報告」。とりまとめの目的は、

「主要都市における地価動向を先行的に表しやすい高度利用地等の地区について、四半期ごとに地価動向を把握することにより、先行的な動きを明らかにする」

年4回リリースされるライブな分析が、このレポートの魅力となっている。

調査範囲は「3大都市圏、地方中心都市等の高度利用地における、高層住宅等や店舗、事務所等が高度に集積しているエリア」。

土地価格そのものは示されない。

特長としては、地価の動向を示す9種類の矢印や、多用される表や地図により、内容がとても把握しやすい点が挙げられる。

調査対象全地区につき、不動産鑑定士による具体的なコメントも添えられている。それぞれのエリアの実情を理解するうえで大きな助けとなるはずだ。

地価LOOKレポート 令和3年第1四半期分
地価LOOKレポート~これまでの発表資料

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この記事を書いた人

コミュニティみらい研究所 代表

小樽商業高校卒。国土交通省(旧運輸省)を経て、株式会社リクルート住宅情報事業部(現SUUMO)へ。在社中より執筆活動を開始。独立後、リクルート住宅総合研究所客員研究員など。2017年まで自ら宅建業も経営。戦前築のアパートの住み込み管理人の息子として育った。「賃貸住宅に暮らす人の幸せを増やすことは、国全体の幸福につながる」と信じている。令和改元を期に、憧れの街だった埼玉県川越市に転居。

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