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発生してしまう前に手を打とう

実は汚い!? 洗濯槽のカビを防ぐために、やってはいけないこと

桑田 唯桑田 唯

2016/09/14

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洗濯槽の裏側はカビだらけ!?

汚れた衣類やタオルなどをきれいに洗ってくれる洗濯機ですが、その洗濯機自体は意外と汚いんです。洗濯槽クリーナーのテレビCMも流れているので、ご存知の人も多いと思いますが、洗濯機は湿気がこもりやすく、カビが発生してしまうことも多いのです。ぱっと見は汚れていないけれど、洗濯槽の裏側にはカビがびっしり…ということもありえます。

そこで今回は、洗濯機にカビを発生させないために気をつける点、カビの発生を予防する方法をご紹介します。

毎日の使い方で、黒カビを予防しよう

洗濯機にカビが発生すると、洗濯した衣類からいやなニオイがしたり、はがれたカビが洗濯物についたりして、せっかく洗濯しても衣類が汚れてしまうことになってしまいます。

洗濯機メーカーでは、月に一度のお手入れを推奨しているところが多いのですが、なかなかその頻度でお手入れするのはむずしいですよね。なかには、買ってから一度もお手入れしたことがないという人もいるのではないでしょうか。

でも大丈夫です。お手入れをする時間があまり取れないという人は、普段の使い方に気をつけることでカビを発生させにくくすることができます。

ポイント1 洗剤は多くても少なくてもダメ

まず、洗剤の量は、必ず適量を守るようにしましょう。キレイに洗いたいからと洗剤を増やす場合もあるかもしれませんが、洗剤が多すぎると結局は溶け残ってカビの栄養分になってしまうんです。また、逆に少なすぎても、今度は服の汚れが洗濯機に残り、こちらもカビの栄養分になってしまいます。

ポイント2 食べこぼしをそのまま洗濯しない

食べカスも、カビのエサになってしまいます。服に食べこぼしがついている場合、洗濯機に入れる前になるべく食べカスをはらい、ソースやケチャップなどは一度水道で洗ってから洗濯するようにしましょう。

ポイント3 洗濯機に服を溜めない

タオルや脱いだ洋服を洗濯機に溜めて、ある程度溜まったらそのまま洗濯…というのもNGです。バスタオルやハンドタオルはもれなく水気を含んでいますし、服にも汚れがついているので、カビにとって繁殖するには好条件な環境になってしまいます。

すでに洗濯機にカビが発生している場合は、洋服にカビがうつってしまうこともあるので、必ず洗濯物用のカゴを用意するようにしましょう。

ポイント4 洗濯後はフタを閉めたまま、洗濯物を入れたままにしない

カビが湿気の高い場所に発生しやすいのは、ご存知の通りです。洗濯後は洗濯機に水分が少し残っているので、どうしても湿度が高くなってしまいます。洗濯後にフタを閉めてしまうとそのまま湿気がこもってしまうので、なるべくフタは開けっ放しにしておきましょう。

洗濯が終わった後に洗濯物を放置したまま…というのはもってのほかです。洗濯が終わったらなるべく早く洗濯物を干すようにしましょう。槽乾燥モードがある場合は、週に1度、洗濯後に洗濯物を取り出した後に槽乾燥モードで運転するのをおすすめします。無い場合は、乾いたタオルで内部を拭いてあげるといいでしょう。

ポイント5 洗濯槽洗浄コースで黒カビを予防

月に一度、塩素系漂白剤を入れて洗濯槽洗浄モードで運転すると、カビの予防ができます。槽洗浄モードは10時間ほどかかる場合がありますが、カビ予防のためであれば運転中は放置しておいて大丈夫です(カビや汚れの除去の場合は、途中で汚れをすくったほうがきれいになります)。

ただ、長い間お手入れをしていない洗濯機の場合、いくら予防をしてもすでにカビがはえていたり汚れが溜まっている場合があるので、一度大掃除をしてから行なってください。

洗濯機をなるべくキレイに保つために、カビを予防する方法についてご説明しました。ただ、気をつけていても石けんカスは溜まってしまいますし、夏場や梅雨時期には湿度が高くなるので、半年に一度は洗濯機の大掃除をするのをおすすめします。

次回は、洗濯機の大掃除の方法をご紹介したいと思います。

 

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この記事を書いた人

インテリアコーディネーター

大学時代に建築を学び、雑貨バイヤーなどを経てインテリアコーディネーターの資格を取得。海外のインテリアや家具、その国ごとのライフスタイルや歴史に興味を持ち探求中。ワーキングホリデーでパリに滞在する。理想の住まいは、木や石などの自然な素材で作られた、秘密基地のような家。

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