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保温性、遮音性に優れて水回りにも使える!

コルクマットを敷けば、トイレがナチュラルで居心地のいい空間に早変わり

嶋崎都志子嶋崎都志子

2016/08/18

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コルクマットは優れもののアイテム

<今回紹介するDIY>
  難易度  ★★☆
  予 算  ¥1000〜

殺風景で無機質なトイレを、ちょっとした手間で温かみのある居心地のいい空間に変えてみませんか?

今回、使用するのはコルクマット。ホームセンターで気軽に購入することができます。コルクは、コルク樫という木の樹皮を剥がして加工した天然素材。空気を多く含んでいるので弾力性、保温性、遮音性に優れています。またワインの栓にも使用されるように耐水性もあるので水回りに使える素材としても知られています。

ペットや小さなお子さんのいる家にもおすすめ

それでは、コルクマットを殺風景なトイレの床に敷き詰めて、ナチュラルな空間に生まれ変わらせてみましょう。

コルクマットの値段ですが、約30cm角のマットが9枚入りで1000円くらいです。通常のトイレの床だと2セット購入してください。100円ショップ等でも売られていますが、なるべくコルク層が厚いものがおすすめなので、ホームセンターで購入されてはいかがでしょうか。

本体は厚さ10mm程度のウレタン樹脂になっており、その表面にコルク層が貼られています。コルク層と下地のウレタンとの組み合わせで弾力性が増しているので足にも優しく、ペットや小さなお子さんのいる家にもおすすめです。冬は暖かく、夏は爽やかに足裏を癒してくれます。

コルクタイルは四方にジョイントしやすいように凹凸になっていますので、凹凸を合わせるだけで簡単に敷き詰めることができます。

トイレの床は手前の壁際から敷き詰める

○用意するもの
コルクタイル
金定規
カッター、はさみなど

○作業の手順
手順(1) 壁際からマットを敷いていく

基点となる壁の一辺を決めて、壁際から敷いていきましょう。奥のほうから敷き詰めてしまうと、ドア付近のいちばん目立つところでコルクマットを半端にカットしなければならないので、見栄えがあまりよくありません。ドア付近の手前から敷き詰めていくほうが、きれいに仕上がるのでおすすめです。

壁際にあたる部分は、ジョイントの凹凸は必要ないのでカッターで切り落としましょう。カッターは一気に切るのではなく、筋を入れるように軽く何度か切る事で綺麗にカットできます。カッターの扱いには十分気をつけてください。

カットが面倒だな、という方には市販の見切り材も利用してもいいと思います。

手順(2) 便器の曲線に合わせてカット(その1)

難関なのは便器部分の曲線です。新聞紙で型紙をとる方法もありますが、今回は定規を使った方法をご紹介します。

まず、定規でコルクマットの幅を測ります。このときコルクマットの幅全体ではなく、片側の凹凸部分を入れずに長さを測ります。今回は29cmでした。

手順(3)  便器の曲線に合わせてカット(その2)

次にカットする予定のコルクマットを手前に敷き詰めていたコルクマットの上に重ねておきます。定規を便座の縁にあてて、29cmの部分にマジックで印をつけます。

定規を便座の曲線に沿いながら、1cmずつずらしてはマジックで印をつけていくことで便座の曲線の型取りができます。

手順(4) 便器の曲線に合わせてカット(その3)

手順(3)でつけた印をつないで、曲線をマジックでひきます。曲線のカットはカッターではなく、はさみで行なうほうが簡単にできます。

はじめにマジックで描いた曲線よりも少し内側をカットしていき、便座にあてながら切り込みなどをいれてゆっくり微調整をすることで綺麗に仕上がります。

便座の奥の配管まわりなども同じ方法で型をとります。ちょっと狭いので作業はしにくいのですが、一気に仕上げようとせず気長に週末DIYで仕上げてみてください。

コルクマットは接着剤やテープを使用しないのでジョイントから外せば、いつでも取り外しができます。汚れた部分だけを交換することもできます。

30cm角のほかに、45cm角、60cm角の大判もありますので用途に合わせて選んでください。トイレだけではなく、洗面所や玄関、居室に敷くこともできます。

自然素材を取り入れることで、ナチュラルなインテリアに早変わり! 曲線カットはすこしコツがいりますが、丁寧に作業すればきれいに仕上がりますのでぜひ試してみてください。

★★★こちらも併せてお読みください!★★★
お気に入りのペーパーホルダーに簡単交換して、トイレを快適空間に!

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター

ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。

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