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壁に穴を開ける必要なし! 初めてでもすぐできる!

お気に入りのペーパーホルダーに簡単交換して、トイレを快適空間に!

嶋崎都志子嶋崎都志子

2016/05/19

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壁にネジ穴を開ける必要なし!

<今回紹介するDIY>
  難易度  ★★☆
  予 算  ¥1000〜

毎日触れるもの、使うものこそ、お気に入りのデザインでそろえておくことで、暮らしの快適さがぐっと増すというものです。トイレットペーパーホルダーも、そのひとつではないでしょうか。

トイレットペーパーホルダーは商品によってネジ穴の位置が違うので、取り替えるにはネジ穴を開けなければいけません。でも、賃貸物件では壁に新しいネジ穴を開けるのは基本的にはNG、たとえ開けられたとしても石膏ボードを使った中空壁は壁裏に下地(柱等)がない部分にはしっかりと取り付けられない場合もあります。

そんなときは既存のネジ穴を利用してベース板を取り付けてしまえば大丈夫。ベース板にホルダーを取り付けることで簡単に交換することができますよ。

★★★こちらも併せてお読みください★★★
石膏ボードフックで穴を開けずに壁をブラッシュアップ

ホルダーを取り付けるベース板を用意しよう

トイレットペーパーホルダーはホームセンター、インテリアショップ、ネットショップ等でさまざまなデザインのものを購入することができます。ですが、ものによってネジ穴の間隔はまちまち。

そのため、いま取り付けられているペーパーホルダーのネジ穴とぴったり同じというものはほとんどありません。そこで、まずは既存のネジ穴を利用して、新しいペーパーホルダーを取り付けるベース板を準備しましょう。

●準備するもの
・新しく取り付けたいトイレットペーパーホルダー
・ベース板(厚み9〜15ミリメートル ※大きさは下記参照)
・メジャー
・電動ドリルドライバー
・ドライバービット(2番)、直径4〜5ミリのドリルビット
・ネジ(既存のネジを再利用できる場合は不要)
・お好みでオイルステインなど

●ベース板のつくり方
(1)ネジ穴ピッチを測る
 既存のトイレットペーパーホルダーをとめているネジの中心から中心までの長さ(ネジ穴ピッチ)を測っておきます。新しく取り付けたいトイレットペーパーホルダーのネジ穴ピッチも測り、このふたつのネジ穴ピッチよりもひと回り大きいベース板を用意します。

(2)ベース板を準備する
 今回は既存のネジ穴ピッチが95ミリメートル、新しいネジ穴ピッチが120ミリメートルだったので、高さ 適宜×幅150ミリメートル×厚み15ミリメートルのベース板を用意しました。

(3)穴を開ける
 電動ドリルドライバーに取り付けた直径4〜5ミリメートルのドリルビットで既存のネジ穴ピッチ(95ミリメートル)で貫通穴を2カ所開けます。木材のカットや穴開けはホームセンターの有料サービスがあるので、工具を持っていない場合はお店のカットサービスを利用すると便利です。

(4)色を塗る
 今回はインテリアに合わせてオイルステインで色つけもしてみました。布に染み込ませて板に擦り込むように塗ると、木目が浮き上がって綺麗に仕上がります。乾きも早いので刷毛塗りよりもおすすめの方法です。

ベース板を取り付け、お好みの位置にネジ留めするだけ!

あらかじめベース板に開けておいた貫通穴と既存のネジ穴ピッチは同じピッチなので、あとはネジ留めすればベース板の取り付けは完了!

ここで注意しなければならないのは、ベース板の厚みを考えて、十分な長さのあるネジを用意することです。これまで使用していたネジが短い場合は、少し長めのネジを用意する事を忘れないようにしましょう。そのときにネジの太さもなるべく同じものをそろえます。わからない場合は、必要な長さをメジャーで測るか、ネジを持参してお店に買いに行くといいでしょう。

このベース板をしっかりと取り付けておけば、あとはお好みの位置に新しいトイレットペーパーホルダーをネジ留めしてしまえば、簡単に完成です。新しいトイレットペーパーホルダーを取り付けるネジの長さは、ベース板の厚みよりも短いもの(10〜15ミリメートルくらい)で取り付けてくださいね!

今回ご紹介したような既存のネジ穴を利用してベース板を取り付ける方法は、ほかにもタオルハンガーなどにも応用することができます。取り外したペーパーホルダーやタオルハンガーは、取り付けていたネジと一緒に退去時まで保管しておきましょう。

賃貸物件ではなかなかできない壁のネジ留め問題ですが、既存の穴を利用してしまえば問題ありません。ぜひ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター

ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。

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