石膏ボードフックで穴を開けずに壁をブラッシュアップ(1/3ページ)
嶋崎都志子
2016/01/21
イメージ/123RF
壁に穴が開けられないときに…
<今回紹介するDIY>
難易度 ★☆☆
予 算 ¥500〜
賃貸物件に住んでいると部屋のなかの壁面に飾り棚やウォールフック、ミラーを取りつけられたらいいのに…と思うことがよくあります。カレンダーやポスターと違い、重い物を壁に設置するにはしっかりとしたネジ留めが必要ですが、現状では賃貸物件の壁に大きな穴を開けるのはむずかしい場合がほとんどです。
また、持ち家の壁でもネジ留めをしっかりとしたつもりでも壁裏の柱材に届いておらず使っているうちにグラグラと外れてしまうこともよくあります。。
そんなときにおすすめなのが、取りつけが簡単で壁にダメージも少ない石膏ボード用フックです!
石膏ボードフックとは?
小さなピンを方向違いに数本差すことでしっかりとフックを固定
DIYショップやホームセンターで、さまざまな種類の石膏ボードフックが売られています。
石膏ボードとは多くの住宅で使用されている石膏を固めた畳くらいの大きさの壁材で、一般的には部屋の壁は、柱と柱の間に石膏ボードを取りつけ、その上から壁紙を貼られてつくられています。多くの壁面の内側は空洞なので、ネジが効かずフックがしっかりと固定できないことがよくあります(たとえるなら、やわらかい豆腐にネジを差しているような状態です)。
石膏ボードフックとは、そのような石膏壁に小さなピンを方向違いに数本差すことでしっかりとフックを固定することができるものです。
10キログラム位の重い物も掛けられて、今まで画鋲では吊り下げられなかったミラーや飾り棚などが取りつけ可能になりました。
取り外したときの穴も小さいのでリペアも簡単! 賃貸物件のお家でも気兼ねなく使えるのでおすすめです。耐荷重の表記があるので使用目的に応じたものを購入することができます。
この記事を書いた人
DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター
ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。