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シェアハウスの基礎知識(2)

シェアハウス初心者のための3つのQ&A

内野匡裕

2016/02/28

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Q1 お金はどれくらいかかるの?

 家賃については、同じエリアの賃貸物件の相場より少し安めのところが多いですが、豪華な設備や広い趣味のスペースがついている場合は、割高になることもあります。個室スペースの広さや日当りの良さなどの条件によって、同じシェアハウス内でも家賃が異なることも頭に入れておきましょう。

 シェアハウスでは、家具や家電があらかじめそなわっていることが多く、実家から引っ越しをする場合などは初期費用をかなり安く抑えることができます。

 一般の賃貸は敷金・礼金で数カ月分の家賃を支払う必要がありますが、シェアハウスの場合はデポジットという保証金を1カ月分、もしく数万円支払うというケースが多いです。これにプラスしてクリーニング代がかかることもあるので、管理会社に確認しておきましょう。

 光熱費に関しては多くの場合、共益費として固定額を管理会社に支払います。最近は、インターネット料金も含まれる物件もあるようです。物件全体での使用料金が一定額をオーバーした場合は差額を追加で請求するシステムを取っている管理会社もあるので、住人全体の理解が必要です。夏場のエアコンの使い過ぎなどは、オーバーにつながりやすいので、気をつける必要があります。

Q2 共用のスペースってどう使うの?

 自分のペースで暮らすひとり暮らしと異なり、どう使ったらいいか想像がつきにくいのが共用スペースですよね。基本的に、住んでいる人は自由に出入りして使うことができます。「シェアメイト全員で生活している」ということを忘れずに、お互い気持ちよく過ごせるように使うことが大事です。

 基本的には「使ったら片づける」「汚したらきれいにする」が鉄則です。各個人が意識して日常的に手入れをした上で、当番制で掃除機をかけるなど協力してきれいにします。

 リビングは広くつくられていることも多いですが、あくまで共同で使うものです。ほかの人にも見たいテレビ番組がある、座りたい場所があるといったことがあるかもしれません。心地よい空気感を保てるよう、コミュニケーションを取ることが大切です。

 また、大人数のシェアハウスの場合は共用スペースに私物を放置することを禁じるルールを設けているケースもあるので、一時的に置いておく場合はメモを貼っておくなど工夫すると良いでしょう。

 お風呂やトイレは、朝・夜の時間帯が混み合うこともあります。ひとり暮らしと違って好きな時間に好きなだけ利用できないことも理解しておく必要があります。ホワイトボードを活用して、予約制にしている家もあるようです。人数が多い場合はバスルームが複数ある物件もあるので、バスタイムを楽しみたい場合は設備にこだわって選ぶのもひとつの手段です。

Q3 どんな人が住んでいるの?

 現在、シェアハウスで暮らしている人の割合は20〜30代の社会人が多く、男女比はほぼ同じくらいといわれています。外国人や学生が中心の物件もありますが、立地や環境、シェアハウスのテーマなどによってそれぞれのカラーが出るといえるでしょう。

 人によって生活の時間帯が自分と大幅に違うケースや、家にいる時間が長い人が住んでいることもあります。各個人の契約となるため、入居時のメンバーが変わる可能性も考慮しておきましょう。

 コミュニケーションの深さもシェアハウスや同居人のタイプによってばらつきがあります。友達のように仲良くしたい人もいれば、場所を共有しているだけというドライな考えの人もいるので、住んでいる人の雰囲気も検討する要素に加えたいところです。

 趣味をテーマに集まっているシェアハウスでは共通の趣味があるため、入居者同士が仲良くなることが多いようです。月に一度パーティを開いたり、誕生日を祝ったりとイベント好きな人の集まる家もあるので、賑やかなシェアライフを思い描いている人は事前にそういったイベントに参加して雰囲気を体験してみるのもいいかもしれません。

「英語を喋りたい」など明確な目的がある場合は、外国人が多い物件や英会話のレッスン付きのシェアハウスに絞って探すと気に入った物件が見つかる確率が上がります。

 いずれにしても一番大切なのは「シェアを楽しむ気持ちがある」ということです。興味を持ったらまず、住まいの選択肢として検討してみましょう。

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この記事を書いた人

株式会社彩ファクトリー 代表取締役

10年前に国際交流経験を求めてシェアハウスに入居。自分自身が体感した「人との交流から得られる気づき、学び、視野の広がり、共に体験し、感動できる喜び」を、社会に受け入れられやすい形にリメイクして届けたいと、シェアハウスの事業化を決意する。 以来、勉強のために10物件に住み、200物件以上を見学、シェアハウス運営会社を副社長として設立し、デザイナーズシェアハウス4件を運営。その後、独立して株式会社彩ファクトリーを設立。 ひとり暮らしでは得られない「体験」の得られる環境にこだわり、コンセプトシェアハウスを17件プロデュース。全330室を運営。 起業家が切磋琢磨を楽しむ「起業家シェアハウス」は、起業家同士が日常的に相談し合い、刺激を与え合い、目標の実現を加速することを目指して運営。共用のセミナールームにてさまざまなビジネスイベントを開催している。これまで4年間運営し、上場企業の創業者や年商50億円規模の経営者も入居している。 また、「英語漬けシェアハウス」では、外国人が20パーセント以上となるように調整し、共用ラウンジでは英語で話すことをルール化、シェアハウス内で週2回の英会話レッスンを開催する。また、毎月国際交流パーティーを開催し、外国人との国際交流を日常化している。 その他、シングルマザーシェアハウス、東大合格シェアハウスなど、多くのコンセプトシェアハウスをプロデュースする。 彩ファクトリー http://irodorifactory.com

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