国民生活センターの統計では訪問販売によるリフォーム工事の相談が増加中です
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/01/13
前回の訪問営業で契約した話の続きです。このケースは、何処に注意すべきだったのでしょうか?
■訪問営業に要注意!!
国民生活センターの統計によれば、訪問販売によるリフォーム工事の被害件数は、ここ数年増えてきています。
年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 |
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相談件数 | 5777件 | 6055件 | 6401件 | 6490件 | 7280件 |
相談者の内、判断不十分での契約者 | 278件 | 313件 | 286件 | 286件 | 344件 |
※この表では「屋根工事」「壁工事」「増改築工事」「塗装工事」「内装工事」をリフォーム工事としています。
「訪問販売など過去のもの」という意識が強いのではないでしょうか?実は、結構問題になっています。基本的に、訪問販売は「即決」が原則になっていますので、結構強引な勧誘が多いのです。
迂闊に話にのらない事と簡単に返事をしない事が「もっとも重要」です。「国民消費者センター」に寄せられている相談で最も多いのが「契約してしまったが、解約したい又はできますか?」という相談です。
意外と簡単に契約している実態が見えてきます。そして、その契約を解除するのに苦慮しているのも見えてきます。
本当に信用できるものや、問題が無いものでしたらいいと思えますが、その基準が難しいですね。「親しい友人や親兄弟」が実際に工事していて「良い業者」という事で紹介されているのでしたら、大丈夫でしょうが分からない状態で「契約」は、確実に避けた方がいいと思います。
国民消費者センターに「過去に問題を起こしている業者か確認」するのもお勧めですね。大切な事ですから、慎重に「即決は危険」と思って下さい。
この記事を書いた人
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