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建築費用は曖昧・不透明であることを理解すること

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【付録】建築費用の曖昧さの一例

 

・建物の柱材(木材)・・・檜の4寸角の柱材(通常1本2,000円~10,000円)

 

外見から見ても値段の区別はつきません。産地や等級により値段が全然違います。当然、性能や耐久力も別物です。しかし、木材関係は特に一般の方には区別がつきません。

 

・コンクリート・・・建物の基礎等に使われるもの(通常1㎥あたり数百円)

 

こちらも、配合や混ぜられる石等により数段階の等級があります。耐久性や強度に大きな差があります。しかし、専門家以外では区別がつきません。

 

・下地材・・・・・床の下地や壁の下地材(コンパネなどと呼ばれる1.8m×3mのボード・1枚数百円~)

 

木質のパネルが良く使われますが、木のチップを形成した物や、防水性のあるボード等種類も沢山あります。当然金額も半値のもの、倍額のものとあります。一般の消費者には使う場所や製品の等級など分かりません。

 

・釘や金物・・・・ご存じの通り「釘や金物」(値段は1円単位の代物ですが、使う数が膨大です)

 

実は、屋根に付かくもの壁に使うもの、使う場所が限定されている物と何十種類もあります。当然、或る者には使ってはいけない場所も或るのですが、一般の方にはわかりません。金物も使う場所に無くても分からないでしょう。最終的には、全てが隠れてしまいますので誰にもわかりません。

 

ここで取り上げたのは「ほんの一例」です。

 

考えて見ていて頂ければわかり易いと思いますが、建築関係の工事は「一般の消費者」が分からない事だらけです。「自分で全てやる!」という人は別として、勉強などもしきれません。結局、任せるしかなくなります。その「任せる事」に見合う「業者なのか」を見極める事が大切です。

 

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