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心地よい空間作り Step2-§4

ぼんやりとした印象を引き締める「アクセントカラー」の組み合わせ方(2/3ページ)

MieMie

2019/11/17

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しかし、色にはそれぞれイメージされる概念というものがあるのです。では、色のイメージの概念の1例は次のようになります。

・オレンジ…自由、暖かさ、推察力、深い知恵。
【オレンジ×イエローグリーン=カジュアル】
・イエロー…明朗、陽気、好奇心、向上心。【イエロー×ライトグリーン=フレッシュ】
・グリーン…平和、自然、調和、安全。・ブルー…平静、冷静、誠実、清潔。
【グリーン×ディープパープル=インテリジェンス】
・ブルーパープル…気品、崇高、宇宙、気品。【ブルーパープル×ラベンダー=エレガント】
・レッドパープル…神秘、高貴、優雅、非現実的。【レッドパープル×ライトブラウン=エスニック】
・ブラウン…安心、穏やか。【ブラウン×グレイ=シック】
・グレイ…洗練、思い出。【グレイ×オフホワイト=シンプル】
・ホワイト…純粋、潔さ、神聖。
【ホワイト×ブラック=モダン】
・ブラック…沈黙、重厚、高級感。【ブラック×ゴールド=リッチ】
・ゴールド…成功、富。
【ゴールド×シルバー=ラグジュアリー】
・シルバー…上品、メタリック。 【シルバー×オレンジ=ドラマティック】

いかかですか?これらは、これはほんの1例です。また、国や文化の違いによっても色が象徴する意味合いも違ってくるので、これはあくまでも参考までになさってくださいね!
そして、コンセプトカラーの総仕上げとして、3色目のC色はアクセントカラー、またはセパレーションカラー(補助色)と呼び、3色中で1番小さな面積を有する色になります。アクセントカラーは、強調色ともいって、配色にメリハリやコントラストを付けて、周りの色を引き立てる役割があります。全体的にまとまりがなかったり、ぼんやりとした印象の配色のところに小さな面積にスパイス的な強い色を入れることで視線を引き付け、全体をも引き締める効果があります。

それに対し、セパレーションカラーとは、明度差が小さい為に、同じように見えてしまっている色同士、対比が強すぎて落ち着かない色同士の間に明度の異なる色を少量用いて不明瞭な色を分離し、明良性を加える。または、対比が大きな差となってしまう配色には、主に無彩色から、有彩色に近い色を入れて色と色の区別を明朗にしたり、対比の効果を弱めたりして全体を調和させる配色方法です。

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この記事を書いた人

MIE色彩研究社代表

自由が丘産能短期大学能率課インテリアコーディネーター課程卒業。産業能率大学情報マネジメント学部卒業。東京商工会議所カラーコーディネーター検定試験認定講師。電子機器製造メーカー、産業機械商社に勤めながら、社会人学生として産業心理学を学び、色彩と人間の意識との深い結びつきに共感。さまざまな社会経験を通して、色彩と人の意識に関わる数多くの実証の基、色彩スペシャリストとして事業を展開。東京都中央区銀座のオフィスではこれまでに培ったパーソナルカラー、空間色彩、商品色彩、カラースクール、色彩セミナーなどを個人、法人を問わず全国で行っている。趣味は街散策。

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