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カーテンから切り替えて光を優しくコントロール!

スクリーン、ブラインドを交換してスタイリッシュな窓辺に

嶋崎都志子嶋崎都志子

2016/01/08

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カーテンレールを使えば賃貸でもOK!

<今回紹介するDIY>
  難易度  ★☆☆
  予 算  ¥5000〜

 風になびく布製のカーテンもよいのですが、窓辺をスクリーンなどでフラットにすると壁と一体化し、住空間が広くスタイリッシュに見える効果があります。賃貸では取りつけがむずかしいのでは……と思っている人も多いのですが、既存のカーテンレールを利用すれば壁や窓枠に穴を開けることなくお好みのスクリーンやブラインドを取りつけることができます。

窓辺のスタイルいろいろ

 スクリーンやブラインドといってもさまざまな種類があります。既成サイズで販売もされていますが、セミオーダー、フルオーダーで注文もできます。購入する際は、取りつけたい窓の幅と高さを測っておきましょう。窓枠内に取りつけたい場合は測ったサイズより幅は1センチメートル引いたサイズで購入(注文)します。

●ロールスクリーン
 上部に布をロール状に巻き上げていくタイプ。上部のメカがやや大きめ。布の他にもすだれ調のものや防炎ファイバー製など種類が豊富です。

●ローマンシェード
 布を織り上げていくタイプ。好きな生地を選ぶことができるのでドレープカーテンとお揃いにすることも可能。メカが小さめ、生地だけ取り外して洗うことができます。

●プリーツスクリーン
 紙製のスクリーンに折り目がついていてたたみあげていくタイプ。障子のような光を優しく取り入れることができますが、窓の高さと比例してたたみ上げる厚さが多くなります。

●ブラインド
 スラット状の羽根がたくさん並んでいるので光のコントロールが自在。アルミ製は軽く、色や羽根の幅の種類が豊富。木製は重量があるので取りつけ時に注意が必要です(後半記事参考)。

 スクリーンやブラインドは窓の上部に巻き上げて(たたみあげて)いくので、ベランダへ頻繁に出入りする掃き出し窓には向いていません。掃き出し窓はカーテン、腰高窓や小窓には色味を揃えたスクリーンやブラインドにするのもおすすめです。

既存のカーテンレールを利用して取りつけ

 前述したスクリーンやブラインドはホームセンターやインテリアショップ、ネットショップ等で購入する事ができます。

 取りつけ方の基本は付属されているブラケットと呼ばれる取りつけ金具を壁や窓枠にネジで固定、その後ブラケットに本体をカチッと取りつけたら完成です。

 賃貸のお家などネジ留めなどがむずしい場合はカーテンレール用アダプタ(2個入り¥200位)をホームセンターなどで購入し使用することで、既存のカーテンレールに取りつけができるんです!

取りつけしてみよう!

●必要なもの
 プラスドライバー(2番)
 ※ドライバーには先端の大きさによって番号がついています。

●取りつけ方
 既存のカーテンレールのエンドブラケットを外し、布製カーテンを吊るすためのカーテンランナーをすべて抜きます(後日、現状復帰の際は必要になるのでカーテンランナーはなくさないように保管しておきましょう)。

 購入したスクリーンやブラインドに付属しているブラケットをカーテンレール用アダプタにネジでゆるく留めておきます(ひとつの本体を取りつけるのにブラケットは2〜3個ついています)。エンドブラケットを外した部分からレールにスライドさせます。

 説明書にしたがってスライドさせて各ブラケットの位置を調整します。バランスのよい位置を決めたら、ゆるくとめていたネジをドライバーできっちりとしめ固定します。

 その後、本体(スクリーンやブラインドは折り畳まれている状態で)を各ブラケットに一気にはめこみます。多くの場合はカチッと音がなるような仕組みになっています(所要時間目安30分)。

●取り外し方
 取り外す場合は上記の逆の順番になります。多くの場合はブラケットに取り外し用のレバーを押しロックを解除、本体を少し手前側に持ち上げながら取り外します(奥側に持ち上げる物もあります)。スクリーンやブラインドの羽根は必ずたたみ上げておきます。

重さのある木製ブラインドの取りつけは?

 最近、人気のある木製ブラインドは重量があるので、既存のカーテンレールへの取りつけはむずかしいです。そんな時は、既存のカーテンレールを取り外してしまい、レールを取りつけていた壁や窓枠のネジ穴跡を利用して木製ブラインドの付属のブラケットを取りつけてしまう方法があります!

 ネジ穴跡が広がってしまっている場合は、今までよりも長くて太めのネジを使用するか、つまようじに木工用ボンドつけて差しこんで穴を埋めておくとしっかりとネジ留めができます。

 仕組みがわかってしまえば、女性でも簡単にできるDIYですので是非挑戦してみてください!

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この記事を書いた人

DIYアドバイザー、インテリアコーディネーター

ハウスメーカーや内装会社などでの施工現場経験を活かし、雑誌、テレビのDIY監修やプチリフォームのアドバイスを行なっている。著書に「初めてでも自分でできる住まいの修繕とメンテナンス」(成美堂出版)など。

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