ゲリラ豪雨ってなに? ゲリラ豪雨の予測とリスク
2025/07/11

先日、子どもを幼稚園に送っているとき、ちょうどゲリラ豪雨に降られました! 全身ずぶ濡れ。幼稚園の前の通りは冠水していて、まるでプール! 子どもの長靴も水没して、だいぶ悲惨な状態でしたが……珍しい体験で子どもと私は大笑いしながら登園しました。
❶ゲリラ豪雨ってなに? なぜ起こるのか?
ゲリラ豪雨とは、突然、狭い範囲で大量の強い雨が降る現象です。
ゲリラ豪雨は一時的なもので、長くても一時間程度しか続きません。
<なぜ起こるのかというと……>
日差しで地面が熱くなり、温まった空気は空に上がっていきます。空の上の方の空気は冷たいので、温まった空気は冷えて雲になります。入道雲とも呼ばれる積乱雲です。雲の中の水分が重くなり、雨となって落ちていきます。
<ゲリラ豪雨の特徴>
- ゲリラ豪雨は、夏によく起こる
- 風が弱く、空気がよどんでいるときに起きやすい
- 雲ができる場所がとても狭いため、局所的に急な雨が降る
❷ゲリラ豪雨の予測とリスク
<ゲリラ豪雨の予測はできる?>
- 急にモクモクした雲ができる(入道雲)
- 急に空が暗くなる
- 冷たい風が吹いてくる
- ゴロゴロ雷の音が聞こえる
- セミの声がやむ
→怪しいなと思ったら、雨雲レーダーをチェックしよう!
<ゲリラ豪雨のリスク>
- 急な洪水で浸水する/地下街やアンダーパスが水没
- 車が水に浸かって動けなくなる
- 落雷の危険性
- 交通機関が乱れる/電車やバスが遅延、止まることも
- 視界不良/強い雨で視界が不良になり、交通事故のリスクが高まる
<ゲリラ豪雨がくる前、どこに避難する?>
- 屋内、駅、コンビニなどに避難する
<近づいてはいけないところ>
- 川や用水路には近づかない
- 地下や坂、アンダーパスには近づかない
- 冠水している道路には入らない
- 雷が鳴っているときは、木の近くや鉄の構造物の近くに寄らない
- 傘だけではなくレインコートやタオルを持ち運ぶ
ゲリラ豪雨が来ることが分かれば、予定を変更するなど早めの行動をとるようにしましょう。
❸ゲリラ豪雨に備えて家でできること
- 自宅周辺のハザードマップを確認しよう
- 避難場所や避難経路を確認し、家族や子供たちと共有しよう
- 雨具の準備(折りたたみ傘、防水の靴、レインコートなど、防水リュックカバーなどもあると便利)
- 停電や断水に備えて、防災用品をチェックしよう(モバイルバッテリー、海中電灯、飲料水や食べ物などを用意しておく)
<あとがき>
ゲリラ豪雨が起きているときはなるべく家にいたいですが、どうしても外出しなくてはいけないときもありますよね。少し外出する時間帯をずらしてみましょう! ゲリラ豪雨は、短時間で雨足が弱まります。雨具のほかに、タオルや着替えなども持って出かけると安心ですよ!
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/