安くならないお米……節約で「もち麦」を混ぜてみた
2025/05/15

コロナ禍でのマスクの高騰、昨今では卵や野菜に続き、米の高騰。いままで当たり前に安く買っていたものが急に高くなってしまうと、不安な気持ちになりますよね。世の中の異変をすぐ身近に感じる出来事だからでしょうか。
❶なぜ米の値段が高くなったのか?
去年の2月は5kgあたり2,000円程度で購入できたお米が、去年の6月頃から上昇してきて今年1月には3500円を超え、値上がりが続きました。そして備蓄米の放出で値段が下がると思いきや、流通に時間がかかっています。4月21日から27日に全国のスーパーで販売された米5 kgの平均価格は、なんと4233円。既に去年の2月から比べると倍の値段になっています。
<そもそも なぜ米が高騰しているのか?>
- 地球温暖化の影響
日本の夏が暑すぎてしまい、米の品質低下や収穫量の減少につながっている - 米の供給が不足している
米農家の高齢化で後継者不足による生産量が減少している - 米の需要が高まっている
海外で日本産の高品質な米の需要が高まっていたり、米粉のパンや麺などの食品なども広がっている
❷米と比べると割高だった「もち麦」が節約食材に!
<もち麦ってなに?>
大麦は、「うるち性」の大麦と「もち性」の大麦があります。「もち性」の大麦を「もち麦」と呼んでいます。「もち麦」は粘り気が強く、粒の真ん中に黒い線が入っています。ちなみに、「うるち性」の大麦を平たくしたのが「押し麦」。
食物繊維は、「もち麦」の方が多く含まれます。そして白米に比べると約20倍の食物繊維量です!
<もち麦を白米に混ぜて、かさを増す!>
以前は白米に比べて高く感じた「もち麦」。だいたい「もち麦」5 kgは、2,500円〜3,000円程度で購入できます。現状の白米5 kgよりも、お得に買いやすい値段です。このもち麦は、白米に1/3~2/3ほど混ぜて炊くことで、白米を節約できます。ちなみに我が家では、白米ともち麦を半分ずつにしています。そしてもち麦は、栄養面でも優れている食材なんです!
❸もち麦の栄養・効能
<もち麦に含まれる栄養成分は?>
- 食物繊維「大麦β-グルカン」が豊富
- たんぱく質
- マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄などのミネラル
- ビタミンE
<もち麦を食べるメリット>
- 食物繊維が豊富(白米の12倍〜20倍以上)
- もち麦に含まれる栄養素が善玉菌のエサになり腸内環境を整える
- 低GI(血糖値の急上昇を抑えてくれるためダイエットにも効果的)
- 栄養価が高い
- プチプチと歯ごたえがあるので、よく噛むようになる
- 胃の中で膨らむため、食べたあとの満腹感がある
- もち麦を混ぜて炊くことで白米を節約できる
実際に家族でもち麦を食べるようになってから、子どもたちも便秘することがなくなり、便通がよくなりました!
<あとがき>
もち麦は、カレーやチャーハンなどにも合って美味しく食べられます! 歯ごたえがプラスされて、いつものご飯が少し楽しくなりました。白米に混ぜて炊くだけではなく、スープなどに入れても美味しく食べられますよ!
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/