「ショートビデオ依存症」から抜け出す方法は?
2025/05/08

先日、Nintendo Switch 2の発売が発表されましたね! ゲーム好きな人には、嬉しいニュース! 私はゲームよりドラマ派。好きなドラマを一気見できるサブスクは、神のようなツールです。ただ一度見てしまうと、なかなか止められないのです。「こんなに見てしまった!」と見終わったあとに罪悪感。さらに最近は若者の間で「ショートビデオ依存症」というのもあるそうです。
❶これってショートビデオ依存症!?
SNSでよく見かけるショート動画。ショート動画は数秒なので手軽に見れるのですが、次から次へと動画が流れてきます。最初は気分転換のつもりでも、どんどん止められなくなってしまいます。
<依存になっている傾向は?>
- 気がついたら何時間も経過している
- 仕事や勉強、家事が手につかない
- 動画視聴以外にやる気がでない
- スマホがそばにないと落ち着かない
- 視聴後に罪悪感や自己嫌悪を感じる
- 終わる時間(本数)を決めても止められない
<依存がもたらす悪影響は?>
- 注意力、集中力が散漫になる
- 我慢ができない(自己制御機能の低下)
- 他人と比較してしまう、攻撃的なコメントや動画を見てしまうなどイライラしてしまう
- うつ病のリスク
- 寝つきが悪いなど睡眠の質が低下する
- 自己肯定感が下がる
- 記憶力の低下(スマホ認知症)
❷なぜ止められないのか? ドーパミンが原因
<スマホ/タブレット一つでも様々な依存の形があります>
- インターネットで、大量のニュースを検索しないと気が済まない
- ネットゲームに課金しすぎてしまう
- 動画を見続けてしまう
- SNSを見続けてしまう
- ネットで買い物をしすぎてしまう
<なぜ止められないの……?>
それは「ドーパミン」が関係しています。新しい情報を得られると「ドーパミン」という物質が出て、一時的に幸せな気持ちになります。それは人間に備わっている本能。周囲の情報収集を行うことで、危険を回避したり、自身の安全につながるので、情報収集したくなるようにできているのだとか……。ただ、繰り返される動画視聴により、ドーパミンの刺激に慣れてしまい、より多くのドーパミンを求めてしまって依存傾向に陥りやすいのです。またスマホやタブレットは、いつでも自分の近くにある存在。依存対象に簡単に触れてしまうのも、止められない原因のひとつです。
❸依存から抜け出す方法 ドーパミンデトックスとは?
<ドーパミンデトックスとは?>
ドーパミンを激しく発生させるものと距離を置くことです。ドーパミンの過剰分泌から正常な状態に戻していきます。脳がまた小さな刺激を感じ取れるようにします。
<ドーパミンが大量にでる活動を休む=ドーパミンが軽くでる活動に置き換える>
- スマホを一定時間使わないようにする(電源を切る、遠いところに置く)
- SNS、動画アプリを削除する
- 誘惑の多いアプリなどはその都度ログアウトし、ログインするにも長いパスワードを入力しないといけないようにする(手間がかかるのでログインを諦める)
<ドーパミンデトックスをしよう>
ドーパミンが過剰に出る行為を避けて、ドーパミンが緩やかに出る習慣を作ってみましょう。
- 瞑想や読書
- 散歩の習慣づけ
- 自己分析、人生の振り返りなど(自分と向き合う時間)
<あとがき>
私自身も、思い切ってタブレットから動画アプリを消しました! そしてラジオで聞いたのですが、ドーパミンが程よく出る「散歩」は健康にも脳にもいいそうです。1年間、散歩を習慣化したチームは、脳が大きくなったのだとか! 記憶力の低下を防ぐこともできるし、気持ちも晴れやかになるし、いいことづくし。スマホから離れて散歩を習慣化したいと思います!
(絵・文/ながれだあかね)
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/