お部屋の湿気、ほっとくとどうなる?――湿気が私たちの体に与える影響
ウチコミ!タイムズ編集部
2020/09/10
こんにちは、最近、体がだる〜いながれだあかねです。残暑の何が辛いって・・・この肌にはりつくジメジメ感ですよ!ああ、サラッとした空気が恋しい。湿度が高いと家が傷むだけではなく健康にも影響が出てきます。今回は、湿気が私たちに与える影響や対策についてご紹介しますよ!
湿度ってなに?
空気の中に含まれる水蒸気、この量のことを「湿度」と呼ぶ。空気が含むことのできる水蒸気の上限に対し、どのくらいの水蒸気が含まれているかを「%」で表している。
湿度が高すぎると、部屋が傷むだけではなく健康にも影響が出てきてしまうの・・・
お部屋の湿度が高すぎるとどうなるの?
✳︎体内に熱がこもるため体力の消耗が激しくなり、だるさを感じる
✳︎発汗による体温調節効果が下がり、熱中症にかかりやすくなる
✳︎カビが発生しやすくなり、アレルギー疾患や感染症を引き起こす恐れがある
✳︎梅雨〜夏にかけての時期、部屋の中にダニやムカデなどの害虫が発生しやすくなる
私たちの体に丁度良い湿度はどれくらい?
40%〜60%が理想!
40%以下は空気が乾燥しているため、インフルエンザなどのウイルスが活動しやすくなる。40%以上を保たせよう! しかし、60%以上になると湿度が高すぎるため、ダニやカビが発生しやすくなる。理想は、40%〜60%なのだ!
ジメジメ感が苦手な人は、湿度が高そうな部屋を選ばないようにするのも大切。お部屋を探すときの参考にしてみよう!
こんなお部屋は湿気が溜まりやすい
・窓が少ないなど通気性が悪い部屋
・北向きのお部屋や、建物が近接していて日光が遮られているなど、日当たりが悪い部屋
・調湿性が低いコンクリート造の物件
・壁紙の隅が浮いて剥がれている部屋は湿気が高いかも・・・
・フローリングが湿気でブヨブヨと盛り上がっている部屋は湿気が高いかも・・・
部屋のこんな場所に湿気は溜まる!
・水回り(キッチン、洗濯、洗面、お風呂)
・加湿器の周り
・植物の周り
・押入れ、クローゼット、シューズボックスの中
・長年置いている家具や家電に接する壁
<リネンカーテンで湿度調整!>
「麻」を素材にしたカーテンを付けることで、調湿効果を得られる。(調湿効果とは、湿度が高いときは水分を吸い込み、湿度が低いときは放出してくれる効果のこと。)さらに速乾性や通気性にも優れていて換気もしやすい。また抗菌防臭効果も備わっている優秀な素材である。
<まめに換気しよう>
窓を閉めていると空気が滞留して湿気がたまりやすい。窓を開け、部屋の反対側に位置する窓を小さく開けると空気が出入りしやすくなる。解放できる窓が一つしかない場合は、24時間換気なども併用して空気の通り道を作ろう。
レンジフードやトイレなどの換気扇を回したり、サーキュレーターなどを併用するのも効果的!
<エアコンの「除湿」機能を利用しよう!>
エアコンの除湿機能は、梅雨の時期におすすめ! 気温は低くて肌寒いけれど室内のジメジメが気になるときは、「再熱除湿」。気温が高めでジメジメしている場合は、「弱冷房除湿」にすると効果的。
<押入れ、クローゼット、シューズボックスなどの密閉空間には除湿剤!>
押入れなどの密閉空間は、どうしても湿気が溜まりがち。除湿剤、炭などを置いたりすると湿気を吸い取ってくれる!
<家具や家電は、壁にぴったりくっつけない! 定期的にレイアウトを変えよう!>
同じ場所に長年家具や家電を配置しておくと、カビが生える原因にもなる。定期的にレイアウトを変えたり、家具や家電の後ろにたまった汚れを掃除しよう。
いかがでしたか?「最近、なんか体がだるいかも」という人は、お部屋の湿気が原因かもしれませんよ。湿度計を買って、お部屋の湿度を確認してみるといいかもしれませんね。
「ジメジメはいや!通気性が良い部屋に引っ越したい!」という人は、「ウチコミ!」で早速お部屋を探してみましょう。
(絵・文/ながれだあかね)
この記事を書いた人
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