クッションフロアってなに? メリット・デメリット
ながれだ あかね
2024/09/11
「ギイイイ!」「ガチャーン!」子育て中は、床の悲鳴を聞かない日はありません。子どもは硬いオモチャを投げるわ、椅子を引きずるわ、床に容赦がない……。床にできた新しい傷に涙した日々を乗り越え、もう「床は消耗品だな」と諦めました。ただ、子育て中はフローリングよりクッションフロアの方がよかったかな。フローリングで転ぶと、とっても痛そう……。
❶クッションフロアってなに? 価格帯は?
<クッションフロアとは?>
塩化ビニール素材でできた床材で「CF」とも呼ばれます。ビニールの裏側に厚さ2mm~4mmほどのクッションが貼り付けてあります。耐水性があるため、洗面所・トイレ・キッチンなどで使われることが多いです。薄くて柔らかいため加工するのも楽ちん。手軽に張り替えられるのでDIYなどでも重宝されます。今では様々な色&デザインのクッションフロアが販売されています。
<クッションフロアの価格は?>
クッションフロアの価格は、1㎡あたり2000円〜4500円。6畳で3万〜5万円ほど。施工業者さんに依頼すると、施工費が6畳で4万円〜5万円ほど別途かかります。
❷クッションフロアのメリット・デメリット
<クッションフロアのメリット>
- 汚れを落としやすい
- クッション性があるため足腰に優しい
- アンモニアに対する耐久性が高い
- 物を落としても、物が壊れたり衝撃音が出にくい
- 木の床材に比べると扱いやすい
- 耐水性が高く、水がこぼれてもさっと拭き取れる
- 他の床材に比べると安い
- 色や柄の種類がたくさんある
<クッションフロアのデメリット>
- 熱や紫外線に弱い(変色や変形する可能性も)
- 通気性が悪い(クッションフロアの隙間から湿気が入ると抜けにくい)
- 本物の木の床に比べると、質感が安っぽく見える
- 重い家具や尖った脚の家具を置いておくと跡が残る
- 長く使っていると粘着力が落ちて剥がれてしまうことも
- 耐久性はフローリングより低い
<クッションフロアはこんな人にオススメ!>
- ペットを飼っている人
→足に優しい&消臭効果のあるクッションフロアもあります! - 高齢者の方や妊婦さん
→転倒の際のダメージを和らげます - 小さい子ども
→フローリングに比べると、オモチャを落としたときの音は小さいです!
❸クッションフロアのお手入れ
耐久性はそれほど高くないクッションフロアですが、気持ちのいい状態で長く使うためにこんなお手入れをするといいですよ!
<普段のお手入れ>
- ホコリを掃除機で取り除き、雑巾で水拭き
- 汚れが強いところには、水で薄めた中性洗剤で拭いたあとで、成分が残らないように水拭き
<クッションフロアを自分で貼るときに気をつけること>
- 重たい家具や色移りしそうな家具の下には、ベニヤ板などを挟むと予防できる
- 施工前に床のホコリをしっかり除去する(ホコリが挟まると隙間ができ湿気がたまる原因に)
- クッションフロアの裏面にはガラス繊維が使われていて、クッションフロアを切る際に、粉末が飛散することがある(肌が露出しないように作業は長袖長ズボン、マスクやメガネを使おう)
<あとがき>
いかがでしたか。調べてみると、憧れのヘリンボーン柄のクッションフロアも売っていました! 木材のヘリンボーンは恐ろしく高いけれど、クッションフロアならお手頃だし、DIYできるかな、夫が。これで床の悲鳴は聞かなくて済むかも? あら、夫の悲鳴が聞こえましたね。
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/