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「量産タイプ」と「1000番台」――機能と価格差は? キャラクターやハイテク機能付き……壁紙選びで知っておきたい基礎知識(2/4ページ)

内村恵梨内村恵梨

2020/02/09

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価格の違いはどこにある?

一般住宅で使われることの多いクロスは、「ビニールクロス」と呼ばれ、表面に塩化ビニール樹脂の層があり、紙の層が裏打ちしてあります。ビニールクロスは施工性が良く種類も豊富、手入れもしやすいので、住宅の90%で使用されていると言われます。

ビニールクロスは大きく分けて「量産」タイプと「1000番台」タイプに分かれます。「量産」というのは言葉の通り、大量生産されているベーシックな商品です。価格も仕入れ値で140円/m程なので、予算をかけられない物件や、手軽にリフォームしたい、という時にはもってこいです。

材料に厚みがあり、下地の凸凹もひろいにくいので、職人さんにとっても施工しやすく、DIYの方にも扱いやすい材料です。色の種類はあまり多くありませんが、部屋の一面だけアクセントカラーを入れたい場合にも使えるブラウン/グレー/ネイビーなどはそろっています。

サンゲツを例にすると、カタログの表紙に「SP」「EB」と書いてあるのが量産クロスのカタログです。

一方、「1000番台」と呼ばれるクロスは、量産以外のものを指します。標準価格(定価)が1,000円/mなので、1000番台と呼ばれていますが、実際の仕入れ値は300円/m程です。量産カタログよりも色柄が豊富で、消臭や抗ウイルス、マイナスイオン、傷に強いなどといった機能性を備えたものも多くあります。

また、1000番台の中でもさらに大きく2種類にわかれ、リフォーム(貼り換え)向きの厚みのある素材のものと、新築施工向きの薄い素材のものとがあります。

サンゲツのカタログを例にあげると、「リフォームセレクション」というカタログはリフォーム向きの少し厚みのある壁紙がラインナップされ、「ファイン」「リザーブ」などのカタログは主に新築時に選ばれる薄めの壁紙が多いです。

1000番台のカタログの中には、画鋲を刺しやすい弾力性を持つ「掲示板クロス」や、書き込みのできる「ホワイトボードクロス」、マグネットで掲示などができる「マグネットクロス」などもありますが、これらの特殊なクロスは価格が他のものより高くなります。

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この記事を書いた人

匠アカデミージャパン 事務局長 (運営:株式会社イマジンネクスト)

匠アカデミージャパンは2016年に開校した内装リノベーションのスクール。 単にDIYのノウハウを教えるスクールではなく「人生100年時代の大人の学び直し」の場として、副業やセカンドキャリア、定年後の生き生きとしたライフスタイルに生かせる技術を身につけることを提唱している。 講習内容は、クロスや床材の張り替えや、賃貸住宅大家さん向けワンルームの原状回復コースなど、まったくの経験のない方に対してDIYを超えた職人の技を伝授。照明プランニングや内装コーディネートのセミナーなども開催中。 http://www.takumi-ac.jp/

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