家事の時短！ 一部屋をファミリークローゼットにしてみたら

もし魔法が一つだけ使えたら……。杖を一振りしたら洗濯物が勝手に引き出しに仕舞われていく魔法にします。だって、洗濯機回して、干して、取り込むだけで疲れるのに「子どもたちの服はあっちに仕舞う」「パパの服はこっち、タオルはあっち」。無駄な動きが多すぎる！ マンション住まいで階段がないからましな方ですが……これが三階建の戸建だったら、ものすごい運動量ですよね。魔法は使えないので、自力で家族の洋服を集めた「ファミリークローゼット」を作ってみました。

▼目次▼

❶魔法のように収納できる！ ファミリークローゼット
❷ファミリークローゼットのメリット・デメリット
❸実際にやってみたファミリークローゼットの使い心地

❶魔法のように収納できる！ ファミリークローゼット　

＜ファミリークローゼットとは＞
家族全員の衣類を1箇所にまとめた大容量のクローゼットのことです。もちろん衣類だけではなく、日用品や趣味の道具を収納することもできます！

……とはいえ、リノベーションや注文住宅、あるいは最近のデザイナーズ住宅でなければ、なかなか家族全員の荷物が入るクローゼットなんてないのが現実ですよ。ええ、我が家にもありません。

なので、思い切って「一部屋」をファミリークローゼットとして大胆に改造しました！ ここでお部屋をファミリークローゼットにする上でポイントをご紹介します。

1. 玄関に近いところ（部屋）を、ファミリークローゼットにしよう！
   →戸建なら、一階の玄関から一番近い部屋。なぜなら玄関出た途端に「意外と寒い！上着が欲しいな」と思ったら、すぐに取りに行けるから。あと家から帰ったときも、すぐパジャマに着替えられますよ。「普段は、二階の窓から出入りします」って方は、二階の窓付近にファミリークローゼットを作ってくださいね。
2. 脱衣所、洗濯機が近いとさらに便利！
   →ファミリークローゼットと洗濯機やお風呂の距離が近ければ、さらに便利です。お風呂前に洋服をすぐ取りに行けます。乾燥機を使っているご家庭では、乾燥後の洗濯物を取り込む〜ファミリークローゼットに仕舞うまで、エレガントにこなせます。

❷ファミリークローゼットのメリット・デメリット

＜ファミリークローゼットにするために＞
「つっぱり棒」を装着。ただの「つっぱり」だと落っこちてしまうので、つっぱり棒を壁に固定するための商品と組み合わせました。※壁に穴を開けるタイプなので、使っていいかは事前に大家さんへ確認が必要です。壁に穴を開けられない場合は、スチールラックなどを買った方が安心かも！

＜メリット＞

• 洗濯物の片付けが時短になった！
• 洋服などの探し物が簡単！
• 家族みんなの服の全体量や持ち物を把握できる！
• 小さな子どもと一緒に洋服のお着替えや、準備ができる！

＜デメリット＞

• 家族全員が使うので、朝は混雑！
• 家族の持ち物の量がわかるので「洋服、減らしてよ！こっちに侵入してる！」と喧嘩になりかねない
• 家族のものをきちんと仕分けしないと、混ざってしまう

❸実際にやってみたファミリークローゼットの使い心地

壁一面に洋服をかけられるので、収納量がUPしました！ さらに手前と奥の二本つっぱり棒をつけたので、手前には普段着るものを、奥側には季節外れの服やフォーマルな服をかけています。靴箱に入りきれない靴や、カバンなどもここにまとめておけば、他の場所もスッキリしてくるはず！

＜これをやるとより便利！＞

• 姿見を置く
• アクセサリーや腕時計などを置く
• つっぱり棒を低く設置するなど、子どもが自分で取れる高さのものもあればなお便利だった！

＜あとがき＞
注意点としては……ハンガーをかける専用のつっぱり棒ではないため、ハンガーのすべりが悪い！ つっぱり棒にネジなどの部品がついている場合は、それが干渉してしまい、かかっている洋服を一気に右に寄せたりすることができないのです！ 機能性をあげたい人は、専用のポールなどを購入するのがオススメです！

（絵・文／ながれだあかね）