ヴィレッジ不動産の口コミ評判とは
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/04/29
■「遊べる本屋」が不動産に進出
ヴィレッジ不動産は「遊べる本屋」として有名なヴィレッジヴァンガードが提供する不動産・住宅情報サイトです。駅近、築浅でなくても、本当にしっくり来る物件が知りたい、本当に住みたい部屋を探せるようにしたい——それがヴィレッジ不動産のコンセプトだそうです。
本屋さんが提供しているからでしょうか、不動産サイトとしては珍しく、トップページには物件情報よりも先に特集記事が載っています。つまり「とにかく読んでみて!」ということですね。記事は全国から集まっていて、「お部屋探しの『盲点』を『焦点』に!【愛知】」「米軍ハウス『JOHNSON TOWN』【埼玉】」など、個性的な見出しが並んでいます。
それぞれの記事にはそそる文章が付けられているのですが、各リンク先の下方にはおすすめ物件の一覧があります。例えば「リノベーション特集【全国】」のリンクをたどれば「普通の賃貸に飽きてしまった……そんなあなたに贈るヴィレッジヴァンガードのリノベーション特集」で始まる文章の下にリノベーション物件がずらりと並ぶという仕組みです。
各物件は大きな写真でリンクされており、「取材記事あり」という印が付いているものもあるので、ヴィレッジヴァンガード節が好きな人には読むだけでもワクワクするページ構成になっていると言えるでしょう。
もちろんリンクをたどれば全国地図から物件を探せるようにもなっており、最寄り駅やキーワードなどで検索できるのですが、ヴィレッジ不動産を楽しむなら、先に述べた特集ページや「人気のキーワード」から探した方がいいかもしれません。
人気のキーワードには「レトロ・ヴィンテージ」「ペットと住みたい」「住居兼仕事場」「見晴らし絶景」「キッチン充実」「棚のある暮らし」といったリンクが並びます。例えば「棚のある暮らし」を選択すると、「棚で差をつける部屋」「ヨコナガのシェルフ」といった巨大な棚が据え付けてある物件が並ぶようになっています。ヴィレッジ不動産はとにかく個性的で、「尖った」物件が多いという印象を受けました。
なお、ヴィレッジ不動産では物件の個性を重視しているので、仲介手数料無料などのサービスはないようですが、実は部屋を決めると必ず1万円のクーポンがもらえる仕組みになっています。
■何度も訪れたくなるサイト
ヴィレッジ不動産には口コミ・評判サイトへのリンクなどはないので、外部でも探してみたのですが、やはり口コミや評判に関するサイトはほとんど見つけられませんでした。ヴィレッジ不動産は2013年5月にオープンしたばかりなので、まだ口コミ・評判が成熟していないのかもしれません。
ヴィレッジ不動産はこだわり物件ばかりを集めたサイトなので、物件数はあまり多くありません。しかし、すぐに求める物件が見つからなくても、何度も訪れて文章と写真を楽しみたくなるサイトだと言えるでしょう。
この記事を書いた人
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