【東京都限定】国+東京都の補助金ダブル受給可能!実質負担10%で賃貸集合住宅を二重窓化!
2025/07/24

国や東京都が本気で取り組むCO₂削減。賃貸集合住宅向けの異次元の補助金をご存じでしょうか? 国の「先進的窓リノベ2025事業」と、東京都の「クール・ネット東京」という2つの補助金を併用すれば、実質負担10%で二重窓化を実現することも可能です。補助金は消費税を対象経費としないので実質負担10%というのはイコール消費税分ということです。対象となるのは窓と玄関ドアですが、特に内窓設置は一番補助が手厚いです。また、内窓設置程のインパクトではないものの実質負担60~70%で給湯器の交換ができる「賃貸集合給湯省エネ2025事業」という国の補助金もあります。これも賃貸住宅向けですから、国も都も省エネ目標達成のために賃貸集合住宅の省エネ化を重視していることが分かります。
この記事では家賃債務保証事業からさらに一歩踏み込んでリフォーム・リノベーション事業に進出したエルズサポート株式会社リブオーバー課の宮本氏が最新の賃貸集合住宅向け補助金について解説します。
自己負担驚異の10%!どうしてそこまで手厚い?
私は長年補助金を利用した工事に携わってきましたが、2つの補助金がダブル受給可能で、しかも実質負担10%などという補助金は見たことがありません。どうして国も都も巨額の予算を使って、賃貸住宅の省エネ化に補助金を出すのでしょうか?
それは、個人所有の住宅に比べて賃貸住宅の省エネ化が進んでいないからです。賃貸住宅のオーナー様はできるだけ建物への出費を抑えたいでしょうし、工事をする側としても、すでに入居者がいる室内での工事は日程調整が難しい、などたくさんのやらない理由があります。国も都もそれが分かっているから、こんな破格の補助率の制度を作ったのだと考えられます。特に東京都は、都道府県の中でも賃貸住宅数がずば抜けて多く、賃貸住宅からのCO₂排出を抑えることが目標達成に直結すると考えているため、国の補助金で賄えない部分を都の補助金で全額賄うという力の入れ様です。
補助対象は窓・玄関ドア 窓は取替窓か内窓の2つの選択肢
窓が断熱の弱点であることは皆様ご存じだと思います。しかし、窓は省エネ改修しやすくわずか1日で完了します。
省エネ改修の方法は2つあります。1つ目は取換窓。古い窓を外して、断熱性の高い窓に交換します。カバー工法という枠を外さない工法が非常に進化し、1日で工事が完了します。防火・準防火地域でも使用できます。
株式会社LIXIL HPより
取換窓は掃き出し窓(ベランダに出るための窓)などに向いています。また古いサッシで動きが悪く開け閉めがしにくいような状態でしたら取替窓がおすすめです。ただ、工事金額がかなり高額になり、補助金ダブル受給でもかなりの自己負担が発生します。
2つ目の改修方法は内窓で、これが本命です。今ある窓の内側にもう1つ窓を設置するもの。つまり窓が2重になります。取替窓よりさらに手軽に工事ができ、窓が二重になるので断熱効果・遮音効果も抜群です。取替窓より金額も安価で、条件が合えば自己負担10%で実現できるのも魅力です。
株式会社LIXIL HPより
国「約40~50%を補助します」 都「じゃあそれ以外全額補助します!」
具体的な補助率をご説明します。国の先進的窓リノベ2025事業は定額制で「窓1つ当たり○○円補助」と決まっています。これは費用全体のだいたい40~50%をカバーします。窓の形状、引き違い窓とかFIX窓とかは関係なく、単純に窓の大きさによって大・中・小の3つに分けて定額を補助する補助金です。窓の熱貫流率もP、S、Aと3つのグレードが設定されていますが、実務上はSグレード1択となっています。
次に東京都のクール・ネット東京は、誤解を恐れずにざっくり言うと「国の補助金以外の全額を補助する」という制度で、これらを併用すると消費税分の10%の自己負担になります。ただし、まず費用全額をオーナー様がお支払いいただき、3~4カ月後に補助金が入金されます。補助金は後払い。これは大事な原則です。ということは、実は国よりも都の方が手厚くなっており、東京都の賃貸住宅の省エネ化を進めたい強い意思が表れています。
さらに詳しく説明すると、1住戸あたり300,000円が上限となっていて、1LDKや2LDK以上になってくるとこの上限に当たってしまい、すべての内窓設置に補助金が活用できないというケースが出てきます。このことから1R、1K、2DKなど単身者向けの賃貸集合住宅の省エネ化を狙った補助金と言えます。
補助金申請手続きは自分で?
先進的窓リノベ2025事業では、初めから工事を実施した事業者が補助金申請をするよう制度設計されています。オーナー様はこれといってやることはありません。
一方、都のクール・ネット東京では申請はオーナー様自身がしなければならず、証憑もご自身で集めなければいけないというのが基本でしたが、今年から申請代行が認められるようになりました。おそらく申請の不備が多く、事務局・エンドユーザー双方にストレスがあったのではないかと想像します。
弊社エルズサポート株式会社は工事業者ですが、国の補助金・都の補助金の申請代行までワンストップで承りますので、ぜひお声掛けください。
補助金×リフォームならエルズサポートへ
私はエルズサポート株式会社が2024年にリフォーム・リノベーション事業に進出する際にキャリア採用で入社しました。専門は修繕・リフォーム・リノベーションの設計と施工管理で、不動産売買・買取再販の経験もあります。前職では事業再構築補助金・ものづくり補助金などの補助金コンサル的なお仕事もしており、私一人で採択件数12件、獲得補助金額2億円以上の実績があります。建築と不動産と補助金のプロと思っていただけますと幸いです。補助金を活用した改修を行うには、建築工事の知見だけでなく、補助金申請の知見も必要です。全体スケジュール感・補助対象から外されない見積書の作り方・証憑集めとチェック・申請の正確さ、すべて無事補助金が入金されるために欠かせない知見です。ぜひ補助金×リフォームの豊富な実務経験がある当社にご相談ください。オーナー様の物件情報を頂ければ、実際にどんな改修が可能か、補助金対象になるか、全体のスケジュール、オーナー様にご協力いただくこと、すべてご説明いたします。
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この記事を書いた人
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