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部屋写真を広く見せる撮影方法と飾り方

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■予備知識があれば部屋写真は魅力的になる

不動産広告の写真を見て興味を持ち、実際に部屋の内見に行ったら全然印象が違っていた、写真のマジックに騙された……と思ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。実際に、プロが撮った部屋写真には様々な工夫が凝らされています。しかし、試しにスマートフォンかコンパクトデジカメを使って、部屋の中を画面に映してみてください。

実際に目で見る風景と比べて、何だかみすぼらしく見えるのではないでしょうか。予備知識なしで写真を撮ると、予想外に部屋の魅力を損なってしまう場合があるのです。逆に言えば、ある程度の予備知識があれば、誰でも部屋を広く見せる写真が撮れるということです。

まず、一眼レフカメラを持っているのであれば、広角レンズを使いましょう。広角レンズは広い範囲が写るレンズです。

基本となるのは目の高さ。とりあえず部屋のコーナーに立って、対角線上を撮りましょう。広い範囲が写るので、広々とした部屋を演出できます。これに対し、スマホのカメラは画角が狭いため、狭い範囲しか写りません。一眼レフと同じ奥行き、立体感を表現するには、被写体との距離を取って廊下や隣の部屋から撮ってみると良いでしょう。

スマホカメラの場合は画角の狭さのせいで中途半端な写真になりがちなので、思い切って横構図ではなく縦構図で撮ってみるのも手です。横構図ではあまり画面に入れたくない物が写り込んでしまうことがありますが、縦構図なら撮る範囲を簡単に絞り込めます。また、上下に床と天井をバランス良く入れれば、広さも演出できます。

他にも、奥行きを演出するためにわざと手前に別の要素を写し込むのも手です。例えばリビングをそのまま撮った写真以外に、手前にシステムキッチンが写り込んだ写真を用意すれば、部屋の様子だけでなく周りの奥行きまで表現することができます。

他にも魅力的な写真を撮るための細かなポイントがいくつかありますの、簡単にご紹介しておきましょう。まず、物件写真では水平・垂直が大切です。最近のカメラやスマホは画面にグリッド(格子状のガイド線)を出すことができますので、活用しましょう。

室内撮影ではストロボを使わないようにしましょう。大型ストロボを持ち込んで光を隅々まで回せる場合は別ですが、小さなストロボでは周辺に光が届かず、現場検証写真のような不自然な仕上がりになってしまいます。それならば露出を調整して明るさを出したり、後でフォトレタッチソフトで修正したほうが自然な仕上がりになります。

最後に、家具があったりトイレのように狭い場所では、目線位置からの撮影が難しいケースがあります。その場合はセールスポイントだけアップで撮影したり、椅子などに乗って非日常的な位置から撮影すると印象的な写真になります。

■プロのカメラマンに撮影を依頼するには

素人が綺麗に撮影するのはどうしても限界があります。こんな時はプロのカメラマンに依頼をするという手もあります。しかし、「プロのカメラマンって高いのでは?」と二の足を踏むことはございませんか? 確かに1回撮影を頼むと結構な金額になることもあります。

そんな時に便利なのがウチコミ!が用意しているプロカメラマンによる撮影サポートです。プロのカメラマンに費用を抑えて依頼ができます。詳しくはこちらをご覧ください。

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この記事を書いた人

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