テラスハウスの入居者募集における特徴
ウチコミ!タイムズ編集部
2016/01/18
■テラスハウスとは?
テラスハウスと言われてもピンと来ない人もいるかもしれませんが、日本人の場合は「長屋」と言った方がわかりやすいかもしれません。テラスハウスは長屋建て・連続建て・連棟建てとも呼ばれます。複数の建物を連ねて建築されたものがハウステラスと呼ばれ、それぞれに独立した庭やテラスが設けられています。低層の一戸建て住宅がつながった状態だと言い換えてもいいでしょう。
共用の廊下や階段を通らずに直接玄関に行くことができ、アパートやマンションとは違って各戸が土地に接しています。
テラスハウスが建築されるのは、通常の一戸建てでは敷地が有効に活用できない場合が多く、日本では団地の一部としてもよく建てられています。また、建築コストが抑えられるというメリットもあります。
分譲物件として売り出されているテラスハウスの数はあまり多くなく、中古テラスハウスも少ないのが現状です。その代わり賃貸物件としてのテラスハウスはかなり多く、全国どこの都道府県にも存在しています。
ちなみにテラスハウスとよく似た形状の建物にタウンハウスがありますが、タウンハウスは敷地を共有するもので、敷地の権利が各戸ごとに分けられたテラスハウスとは異なります。つまりテラスハウスは隣家と戸境壁(こざかいかべ)を共有している一戸建て、タウンハウスは一戸建て風の共同住宅なのです。そのためタウンハウスはマンションの一形態として扱う場合もあります。
■テラスハウスのアピールポイント
テラスハウスの入居者募集の方法は、アパートやマンションの場合とそれほど変わりませんが、一戸建てに近い構造の建物なので、アピールポイントはアパート等とかなり違ってきます。当然、家賃はアパート等と比べて割高です。はっきりと「高級賃貸」を謳っている不動産会社もあります。
例えば2戸で1棟の建物を形成しているテラスハウスは二戸一(にこいち)と呼ばれますが、たいていは「リーズナブルな家賃」であることが強調されます。他のセールスポイントの例を挙げると、「日当たりの良い角地」「カップルやファミリーにもオススメ」「全面床暖房」など、ほぼ一戸建てと同じであることがわかります。
テラスハウスにはハイグレードな物件もありますし、100坪を超える広い物件も存在します。また、団地のように住戸が連なったテラスハウスもありますが、いずれにせよ、もしテラスハウスを貸し出すのであれば、広告やチラシなどの宣伝文句は一戸建ての場合と近い物になるでしょう。
例えばテラスハウスに関しては隣家の騒音が気になる入居希望者が多いと予想されるので、防音性能について明記しておくと良いかもしれません。不動産会社のホームページなどでは、テラスハウスを紹介するページは写真が多かったり、住む時のイメージが膨らむように工夫されたものが多いようです。
不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。
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この記事を書いた人
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