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購入した不動産物件が売却時に半額になる場合、ローン分が手元に残る場合

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今回は根本的な「不動産の価格・土地の値段」についてのお話を何回かに分けてしていきたいと思います。第1回目は、概略的なお話をしたいと思います。

 

日本での不動産に関する価値は、諸外国とは比べ物にならないくらい高く位置づけされています。日本の国土は島国で小さいうえ、その国土の約90%が丘陵地や山岳地です。当然、都市機能や人口の集中する場所の面積も限られた厳しい環境です。

 

歴史的にも日本は、奇跡的な戦後の復興をなし、経済発展をとげて先進諸国の仲間入りを果たしたものの、上記の通り国土が小さく地下資源なども少なく、武器は経済力のみでした。この為、日本にとって「不動産」は、投機・投資のある意味必然的なものだったのでしょう。実際その効果も並みのものではなく、更なる経済発展のフラグシップ的な存在だったのでしょう。

 

日本の「不動産」の価値の高さは上記の流れで決定してしまいました。「不動産」の価値がある程度保証されているから、安心して買える事・安心して投資ができる事など良い面もあります。しかし、その確固たる地位を獲得した「不動産」は、困ったことに「相場の商品」なのです。簡単にいえば、株や金などと同じく相場で取引される商品なのです。

 

景気の善し悪しに、都度影響を受けてしまうものなのです。投資用の不動産なら、最初から投機目的ですから何の問題もありませんが、家庭の基盤になる住宅の場合、問題は大きいです。住宅は当然、生活の基盤であり、世帯収入の一番大きな支出であり財産でもあるわけです。

 

皆さんも、一度や二度は聞いた事があると思いますが、10年ほど前に新築のマンションを購入したが、金利も高く、支払いもキツイので売却しようとしたところ、買った値段の半額でも売れない……。これでは、自分の生活がかえって不動産の為に追い込まれている様な話で、本末転倒ですね。

 

でも、実際こうしたことは表にあまり出ませんが、よくある話なんです。相場の商品 の困った一面です。

 

もちろん、全く逆の事もあります。何年か前に購入したマンションが購入した金額と同程度の価格で売れたため、ローンで支払った分が現金として手元にのこった。こんな事も意外と多くあるんです。

 

いま挙げた2つの例、結果は天地ほどもあります。どなたも、後者の例のパターンにあやかりたいですよね。

 

確実に、後者になれる方法は難しいですが、限りなくそこに近づく方法はあります。この記事では最終的にそこをお話しします。楽しみにしてください。不動産業大手の著名な雑誌やネットのサイト上でも、購入までの物語はよく掲載されていますが、顛末や失敗談などはほぼ皆無です。(商売上むりですかね)

 

本当のところ、成功よりも失敗からの方が学べることは多いです。ですから、情報としては失敗談の方がより有意義でしょう。

 

誤解しないでください、皆さんに失敗を進めているわけではありません。また、この失敗についても、購入した途端に失敗がわかったものから、購入して何年も経ってから失敗に気付いたケースなどや多岐にわたります。

 

このあたりも、出来るだけ実際の例などを交えて、わかりやすく説明していきたいとおもいます。株や金などの取引と同じような側面をもった「不動産」です。不要な知識や必要以上の欲を制御する事も必要です。

 

つづきます。

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?

baibai

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この記事を書いた人

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