まず現在のお住まいで我慢している事と有利な事を箇条書きにすること
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/03/23
不動産を手に入れる方法や手続きは、ネットや書籍類などでいつでも簡単に集める事ができます。また、勉強するための情報なども同様にいつでも簡単に手に入れる事ができます。
しかし、投資用の不動産にしろ住宅用の不動産にしろ、取得してからからが本領を発揮させるべき物ではないでしょうか。
今の世の中を見ていますと、不動産市況の過剰な情報や物件情報の氾濫、多種多様な情報の氾濫……..。その情報量の多さに圧倒され、またその情報も正しいのかどうかよくわからない。当初の目的までぶれてしまったり……….。
情報などを集めた為に、かえって混乱をまねいたのでは本末転倒ですね。また、損よりは得をしたいですし、不利よりも有利を選びたいです。
ここで、皆さんに考えていただきたい事があります。
住宅用の不動産の場合、
「将来の値上がりが見込める」
「賃貸物としても収益が合う」
などの条件は、余分にあればうれしいですが、本当に必要な付加価値なのかという事です。
将来の値上がり….。収益が合う…。期待できる要素はそれこそ星の数ほどもあるでしょう。
しかし、不動産の価格を決めるのはその不動産の条件・立地・性能だけではありません。誰にも予測できない景気や経済状況の方が、圧倒的な影響力を持っています。
この景気動向はさすがに完全な予測は誰にも不可能です。一番最悪と思えるのは、本来の目的を脇において、もしくは忘れ本来の目的ではない。「将来の値上がり….。収益が合う…..。等」これがあるから高い値段を我慢して購入を決めてしまったりたり場所などの必要条件をを我慢したりしててとしたら、大変です。
不動産は、条件・立地・性能などが良くなるほど、また多くの要素を同時に持つもの程高い値段になっていく物です。当然ですが、必要な要素や予算など家族ごとに違います。
そこで、提案です。周りの情報に踊らされる事なく冷静に自分の不動産に対する必要要件を整理するのには、下記の方法はいかがでしょう。まず、現在のお住まい(賃貸でも持ち家でもかまいません)で我慢している事と有利な事を箇条書きに書き出してください。
- 有利な事・・・ここに書き出した事は、新しい住宅を考えた時に我慢しにくい条件となります。
- 我慢している事・・ここに書き出した事は、新しい住宅を考えた時に比較的我慢できる条件です。
この整理した情報をもとに、今回の物件に対する条件を選び出します。その条件で、物件の情報・価格などを見合わせていく。
予算と見合わせて出し入れしていただくと、自分の生活環境をどのくらい改善しようとしているかも、非常にわかりやすくなります。
参考例・・・・・
有利な事 /
- 交通の状況(通勤・通学や駅からの距離等)
- 土地の状況(土地の大きさや道路との関係等)
- 近隣に、生活施設が多い(スーパー・役所など)
- 物件の環境(日照や風通しなど)
我慢している事/
- 駅が遠い。交通の便が悪い。
- 自家用車の駐車場が敷地内にない。
- 音や振動などで隣近所に気をつかう。
- 居住空間が使いづらい事や狭い事。
- 近隣に生活施設が少ない。遠い。
例えば上記の様な感じです。本当は、もっと沢山要素の出る方も多いとおもいますが…..。いかがでしょうか。実際にご自身でも試してしただけると、より分かりやすくなって比較なども簡単にできるのではないでしょうか。
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有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
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