東京で投資物件(アパート・ワンルーム)購入の移り変わり
ウチコミ!タイムズ編集部
2015/02/20
投資物件の購入に際して「利回り」「物件の立地」などは皆さん良く見ていると思います。実際に、物件の立地条件や周辺環境などを下見する方も多いと思います。利回りについても、色んな角度から研究する話も良く聞きます。
しかし、時代の流れの中で「入居者の求める条件」も変わってきています。一昔前までは、入居者の希望もそれ程多くは有りませんでした。
しかし、現在では部屋の向きや階数だけでは無く下記のような希望が増えています。この希望は、ワンルームや1Kの間取りでの希望です。
- バストイレ別
- ペット可
- 独立洗面台が希望
- 希望する床面積が20㎡ぐらい
- 冷蔵庫置き場(小型では無く大型)
- キッチンのコンロも2口以上を希望
- 室内の洗濯機置き場
以上のような内容です。10年程前までは、バス・トイレが別ぐらいの要望が主流で、家賃の安さを求める要望が多数でした。ここ数年、賃貸不動産を扱う不動産会社に聞いても「不人気No.1は、3点ユニット」と言われています。3点ユニットとは、バス・トイレ・洗面が1つのユニットに納められたものをいいます。
上記のように、数年前とは要望されるものが激変しています。現に、空き住戸として苦労している住宅のほとんどがこの「3点ユニット」を装備した住宅です。この要望が特に強いのは20代~30代の方々です。賃貸住宅の顧客としては、中心になる年代の方々です。
そして、新規で供給される「新築の賃貸住宅」も大半がこのバス・トイレ別で、床面積も単身者向けでも20㎡の住宅が非常に増えてきています。10年以上前に供給された「賃貸住宅」は、収益重視で床面積も15㎡ぐらいの住宅で3点ユニットなんて仕様もたくさんありました。その住宅でも今ほどの問題も無く推移していました。
しかし上記を見て頂いても分かる通り、借主さんが求めるものとの乖離が大きくなってしまいました。
その上、新規に供給されている賃貸住宅も「借主側の希望」を反映しています。この時代の流れは無視できませんね。
今では自分で物件を売りに出せるウチコミ!売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
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