不動産オーナーが賃貸経営で感じる理不尽な出来事
ウチコミ!タイムズ編集部
2014/10/01
不動産オーナーが出会う不動産業界のオカシな事の事例を紹介します。
1 情報の独り占め
・不動産業界の根幹「流通機構サイト」の情報を一般公開しない。
消費者A:電柱に貼ってあった「物件」を見たいのですが〜。
業者B:はい、ございますので当社におこしください。
〜・〜・〜・〜・〜・〜
消費者A:今から見に行きたいので、案内してもらえますか?
業者B:・・・・あの物件ですか・・・。今しがた確認したんですが、残念ながら「申込」が入ってしまいました。・・・残念です。でも、お客さん!他にもいい物がありますから・・・・
なんて話を良く聞きませんか?全部がウソとは言いませんが・・・。
〜一般消費者は、現行のポータルサイトを見ても、掲載している「仲介業者」にしかたどり着けない。
実際に、物件が「いまあるのか」すら確認の手立てがない。貸主や売主に直接交渉したくても、問合せなど全て「仲介業者」任せになる。消費者に提供する情報量さえ「自分都合」で出し入れする。
※全ての消費者・不動産オーナーは、不動産業者に比べて「圧倒的な情報弱者」の位置に立たされる。
2 情報操作もたやすく行える
・物件情報の根幹部分を押さえている為、いつも「後出しジャンケン」の様になる。
消費者A:今日見せてもらった「あのY物件」もう少し安くならないかな〜。
業者B:いや〜〜、あの現場の物件は「値引き」は一切しませんよ。
〜実は、数日前にその売主と打ち合わせて、50万円ならOKと下交渉が出来ていた〜
消費者A:いや〜、気に入っているんだが「気持ち」ね。ね。どうかな〜
業者B:わかりました。お客さんの為に「怒られるのを覚悟で交渉」しますから、とりあえず申込書を書いてくださいね。
消費者A:うん。本当に頑張ってくださいよ〜。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
業者B:やりましたよ! 50万円も負けてくれましたよ!
その代り、今日スグに「契約」するのが条件って…。
なんて話良く聞きませんか?全部がウソとは言いませんが…。
〜消費者側から「交渉」などを持ち出しても、業者が先方と打合せをして誘導をかけられる。物件があるのか? 無いのか? についても、消費者は裏の取りようがない。
※結局、消費者・不動産オーナーは売主・貸主に到達できない為、不動産業者に簡単に誘導されてしまう。
3 消費者の自由を束縛する「悪慣習」
・どの不動産業者から取引してもいい筈なのに「ヌキ行為だ!・契約違反だ!」と制約を課す。
〜何社か回った後で、業者Cで「気に入った物件」に申込を入れようとしたところ〜
業者C:お客さん。業者Bに行って「あの物件」見ていたのですね。
消費者A:「えっ!」何か問題でもあるの?
業者C:えっと〜・・・、それがですね〜
「あの物件」は、業者Bと懇意の売主さんで、うちの会社にクレームが入ってるんですよ。うちも、直接売主に話してみたんですが、揉めているんでしたら「お宅には売れない」って言われまして・・・・。なんて話良く聞きませんか?なんかおかしい感じですが…。
〜何件か回った不動産業者から、インネンのような言われ方をする。邪魔をされる。媒介を頼んでいた業者を断ろうとすると、脅される。
※不動産取引の情報弱者の消費者を、平気で悪慣習すら持出し「自分都合」に誘導しようとする。
こんな話ばかりですが、これでも氷山の一角です。いったいどうしたらいいのでしょうか?次回のブログに続きます。
不動産経営に関してはもはや不動産会社さんにおまかせということでは成り立たなくなりつつあります。
大家さんも自分で動いて集客をしてくることが大事です。しかし、これまでのシステムでは自分でできることは限られていました。そんな中出来上がったのが大家さんが自分で物件を紹介できるサイト、ウチコミ!です。
所有されている物件の募集をかけることが可能です。大家さんであれば是非一度見てください。
この記事を書いた人
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