「購入する不動産の勘どころ」のお話し その9
ウチコミ!タイムズ編集部
2014/01/28
前回、前々回の2階に渡り「道路」の調査についての話をしてまいりました。不動産については、「道路」がとても大切と言う事でお話ししましたが何故大切なのか? について補足の説明をしていきます。そもそも不動産の価値は、ずばり「値段」反映されてきます。そして、不動産の値段を決めてしまう土地などの「性能」が重要になります。
「では、不動産の性能って?」
~幾つかのポイントがありますが、一般の方にとって分かりやすいものと不動産のある程度の知識などが必要な分かりにくい物があります。
① 分かりやすい物とは?
~土地の広さ、駅からの距離、人気のエリアか、周辺環境などのどちらかと言えば不動産の使い勝手的な状況のお話しになります。皆さんも住宅を探す時に「この様な条件」を目安にしているのではないでしょうか。勿論、この情報や状況も十分に重要なファクターではあります。ただ、誰にでも分かりやすい部分ではあります。
② 分かりにくい物とは?
~こちらが先日からブログでご紹介している難しい内容になります。例えば、その土地にどの位の建築物が建てられるのか? という事であったり通常の手続きで「建築確認」(建物を建てるための許可)が下りるのか?など都市計画法、建築基準法、都市区画整理法などの法律の規制や制限に依る影響がどのくらいあるのか? という、チョット難しい話になります。
ただ、難しいと言いましてもその不動産にとって、根源的な性能になります。とても重要な部分です。不動産を購入する消費者の方々は、当然①を注目します。慣れ親しんだ地域であったり、通勤や通学の利便性、日当たりの良さ、日々の生活のしやすさ…。 これもとても重要でしょう。
購入して生活の本拠地になる訳ですから、ある意味あたりまえですね。しかし、購入しても何らかの事情で売却しなければいけなかったり、不慮の事故(火災などの災害)などで建物の建替えを迫られる事も可能性がないわけではありません。
売却の時になって初めて「問題がある事」がわかったり…。これでは、本当に後の祭りです。そうならない為に、重要となるのがお話しいている不動産の調査なんです。先ほどお話ししました、都市計画法や建築基準法は「法」と付いていますね。
つまり、法律なんです。と言う事は、単に決まり事とか不動産の慣習なんてレベルではなく、ダメとなったらどうにもならないんです。違反すれば…「法律違反」になってしまいます。厳しい物なんだという事を、まず理解してください。その上で、どうなっているのかの説明をしていきます。
次回は、「道路」が何故重要なのか? どの様に重要なのか?をお話しして行きます。もちろん出来るだけ分かりやすくします。
お楽しみに。
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この記事を書いた人
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