「不動産の買い取り」ってどんな？

不動産の売却を考えている方は、以下の注意をしましょう。売却だけを考えている方も、買い替えを考えている方も売れないと困る事は同じです。出来れば、安心・安全を求めたくなる気持ちも十分に分かりますが、以下を参考にしてください。要注意！！不動産買取システム！

 

■買取のシステムの何処が行けないの？

 

～確かに、最終的に売却が上手くいかなくても、買取をしてくれるのは「安心感」があります。中でも「買い替え」を希望する方の場合は、とても深刻です。「買い替え」を行う方は、基本的に現在の売却が出来ないと前の住宅ローンが残ってしまう為、新たに住宅ローンを組む事が難しくなり、買い替え自体がダメになってしまいます。そういった方には、特に魅力的に見えますね。

但し、現在の不動産業界内での買取のシステムは、消費者にとって「安心」(一部)以外のメリットが殆どありません。ここで言う「安心」って？

 

～販売をかけても売れない…でも最終的には買取がある。ある意味の保険の様ではありますから、という安心。でも、それだけです。

 

■それ以外は？

 

～ハッキリ言えば、なんのメリットもありません。唯一、不動産業者が買い取ってくれるので、瑕疵担保の心配は軽くなるぐらいですね。瑕疵担保責任とは、物件の欠陥についての責任を取らなければならない期間がありますが、事前に交渉などで話を整えれば殆ど無に近い契約が出来ます。(チョットメリットです)どのくらいメリットが無いかを下記で説明します。

 

・買取の価格は、市場価格の６～７割がいいところ…。

 

～買取を選択する場合、買取の価格は完全に不動産業者のいい値でしかできません。当然、買取をする不動産業者も買い取ってその不動産を再販しなければいけませんので、損をしての買取は絶対にありません。でも、市場価格の６～７割って安すぎでは？

 

～殆どの方がそう感じると思いますが、チャンとした理由もあるんです。まず、業者が買取をすると(買取業者が負担する費用の内訳)

 

・不動産の名義移転の登記費用が掛かります。
・業者が不動産を保有しても、保有した税金が掛ります。
・再販の為の広告費・人件費などの経費が掛かります。
・会社ですから利益０というわけにはいきません。
・物件によっては、手直し・設備交換などが必要です。

 

と、現実的にはこれだけの費用が必要になる行為でもあります。ですから、ある程度安く買い取らないと会社自体が持ちません。では、買取はあまり使えないって事？

 

～そうですね、見て頂いたままです。売る方の利益を考えれば、お勧めできません。売り方や時期、価格設定などを考えて上手に販売すれば、普通に市場価格近くの値段で売れると思います。「買取保証」なんて書き方をしているのも、中身は同じです。

 

※という事から、あまりあてにしない方が良いと思います。基本的に、住宅ローンの残債が市場価格の７割以上残っている場合では、難しくなります。売却する消費者にとって、得な話にはなりません。これは、知っておいて頂いて自身の計画を立てる時の予備知識にして下さい。

 

 

今では自分で物件を売りに出せるウチコミ！売買REVOというサイトなどもあります。
有効に使って不動産物件の売却、購入をしてみてはいかがでしょうか？