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「不動産教室」登記簿謄本って何? つづき

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登記簿謄本の大体の内容は、お判り頂けたと思います。人間で言う所の戸籍謄本と同じような性質のものですから当然、不動産の取引などにも使われるわけです。ただ、人間の社会でも 住所を移しているのに住民票を移さない人がいる様に、登記簿謄本の登記や変更をしていない人や、わざとしない人もいたりします。実際に 登記簿謄本 は、登記自体が義務・強制 ではありません。

 

どういう事かと言いますと~登記自体には、結構な費用と時間がかかります。登記簿が生まれた 明治時代 には当然、不動産の取引自体、住宅ローンもありませんしほとんどその必要性すら存在しないよのなかでした。ですから、 義務・強制 の必要もなかったわけです。しかし、登記をするか、しないかは自由ですが、登記をしない事で事情を知らない第三者 に、損害を与えた場合責任は全て自分が負う事になるという事です。

 

自分を守る権利が与えられているのに、その権利を行使せずに、全く事情を知らない第三者 に損害を与えれば当然ながら、責任をとらされますね。もちろん、このケースで訴訟を起こしても、まず勝てないでしょう。

 

登記簿謄本とは、このような一種不思議な代物です。一応の根拠には使えますが、盲信するのは危険です。場合にっては、更なる裏づけを調査しなければいけない時もあります。如何ですか? 登記簿謄本 の事も少しは分かりやすくなったのではないでしょうか。

 

~おまけです~

 

※文中の事情を知らない第三者と言う言葉がでていましたが、これを法律用語 でいいますと善意の第三者 といいます。ですから、事情を知っている第三者 でしたら悪意の第三者 となります。知っておいて損はありませんよ。

 

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