リフォーム とリノベーションって何が違うの? メリット・デメリットは?
ながれだ あかね
2023/10/27
私の実家では以前、水回りとリビングの床をリフォームしたことがあります。
床はツルツル、とてもキレイになってすごく気持ちよかったです! ただ、人間は欲張りなもので、一つ直すと他の古いところが気になったり、間取りまでいじりたくなってきたりと・・・。
今回はリフォームとリノベーションの違いや、それぞれのメリットデメリットをご紹介します。
❶リフォーム・リノベーションの違いは?
リフォーム:老朽化した建物を新築に近い状態へ戻すこと。壊れていたり汚れていたり老朽化している部分へ改築、修理、修繕を行うことを指します。マイナスだったものを0に戻すのが「リフォーム」です。
リノベーション:建物をキレイにするだけではなく間取りや内外装を変更してデザイン性の高いものに改修するなど、住まいの性能やデザイン、居住性を新築の状態よりも向上させることで価値を高めるのが「リノベーション」です。
❷リフォームとリノベーション それぞれのメリット・デメリット
<リフォームのメリット>
- リノベーションに比べて工事費用を安く抑えられる
- 工事期間が短め
- 省エネリフォームなどを行うと固定資産税の減税を受けられる可能性も
- 水回りだけなど、部分的なリフォームもできる
<リフォームのデメリット>
- 全面リフォームはかえって費用が高くなる場合も
- 間取り変更はできない
- 利用できるローンが限られたり、借りられても金利が高いケースも
<リノベーションのメリット>
- 設計・デザインの自由度が高い
- ライフスタイルに合わせて間取りの変更や二世帯住宅への変更が可能
- 新築マンションを購入したり、新築を建てるよりコストを押さえられる
- 資産価値があがる
<リノベーションのデメリット>
- フルリノベーションの場合は工期に3ヵ月ほどかかるため、打ち合わせなどの期間を入れると時間がかかる
- 想定外の費用がかかることも/中古住宅のリノベーションの場合、見積もりの段階ではわからなかった柱の腐食などの欠陥が見つかることも。そこを修繕する費用などもかかる可能性が
- マンションなどの場合、管理規約などによっては水回りの位置を変更できなかったりと大幅な間取り変更ができないケースも
❸家をリフォーム・リノベーションするときに気をつけること
- 予算が大幅に高くならないようにする
1日で長く過ごす空間には、質の良い快適な素材を使い、そこまでいない・目に入らない空間には、安価なものを使うなどメリハリをつけることで、予算内に収まるようにしましょう。 - 仮住まい問題
リフォームまたはリノベーションでも、3ヵ月ほどは工期に時間がかかるため、その間は住むところが必要になります。今の住まいをすぐに引き払うのではなく、工期が終わるまでは住み続けられるようにしましょう。 - リフォーム/リノベーションをする前にしっかりと計画する
見た目の良さに気を取られて、将来的に必要になる部屋を確保していなかったり、自分たちの生活動線と合わない間取りにしてしまうと、とても不便な暮らしになってしまいます。長い目で住んだとき家族全員が快適に暮らせるような空間を話し合ってみることは大切です。
<あとがき>
自分の好きな空間が実現するリノベーション、憧れますよね。新築を買うより安く済むかもしれないとはいえ、やはり中古住宅を購入したりリノベーションする費用は高くつく。そんなときは、自分でDIYをしてもOKなお部屋に住むのも一つの手かもしれませんよ!?
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この記事を書いた人
イラストレーター・ライター
武蔵野美術大学芸術文化学科卒業後、幼児教室にて絵の講師、不動産インターネットメディア事業「ウチコミ!」の広報部を経て、独立。現在はイラストレーター・ライターとして活動中。「お部屋探し」をテーマにした四コマ漫画を始め、似顔絵、結婚式のウェルカムボード、音楽をテーマにした作品を制作。水彩画を中心とした絵を描く。趣味はラジオと落語を聴くこと。 イラスト等のご依頼・ご相談は、下記URLのContactよりお気軽にお問い合わせください。 ながれだあかね 公式ホームページ https://nagaredaakane.morutto.com/