「猫付きシェアハウス」の作り方、運営方法を教えます!(1/3ページ)
2020/10/08

写真/山本葉子
「猫付きシェハウス」はこうしてはじまった
都市部を中心にかなりの数のシェアハウスができています。
その種類も部屋数が多いものやこぢんまりとしたアットホームなもの、また、運営方法もいろいろですが、その中でひときわ特徴のあるのが「猫付きシェアハウス」です。
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実はこの「猫付きシェアハウス」は、私ども猫の保護団体「NPO法人東京キャットガーディアン」がFCの手法で運営しています。その形態を一言でいってしまうと、従来のシェアハウスの機能に「行き場のない猫たちの保護・譲渡の場所」を加えたものです。
はじまりは2014年に「猫の多頭飼育崩壊」の受け皿の一つとして、「猫付きシェアハウス」を作ったことでした。
最初に猫付きシェハウスの住民になったのは、家庭内繁殖を繰り返し、埼玉県から保護依頼を受けた猫たちです。
その猫たちは戸建て住宅に放置されており、私たちは急いでシェルターに運びました。保護した猫たちのほとんどは栄養失調で、消化のよいご飯を食べさせながらケアを続けて、体調が整ってからシェアハウス入居者第1号として5頭の猫たちが住むところになりました。
猫付きシェアハウスは、とても反響の大きい物件運営で、お問い合わせや取材がひっきりなしに来て、一件ずつの対応が難しくなるほどでした。
そんな猫付きシェハウスについては、毎月「勉強会」を開催しています。
この記事を書いた人
NPO法人東京キャットガーディアン 代表
東京都生まれ。2008年猫カフェスペースを設けた開放型シェルター(保護猫カフェ)を立ち上げ、2019年末までに7000頭以上の猫を里親に譲渡。住民が猫の預かりボランティアをする「猫付きマンション」「猫付きシェアハウス」を考案。「足りないのは愛情ではなくシステム」をモットーに保護猫活動を行っている。