不動産投資から賃貸経営へ――誰でも参加できる自由な大家の会
ウチコミ!タイムズ編集部
2021/07/08
自分の住みたいと思う物件を提供する――。そんな思いを持って賃貸経営を行っている横山顕吾さんが代表を務める「ひろしま大家の会」は、定期的にさまざまな勉強会やワークショップを開催しているそう。会員制ではなく、参加したいときに参加できる自由さが魅力だ。今回は、横山さんにひろしま大家の会の活動内容などを詳しく聞いた。(取材・文/編集部)
――横山さんは、分譲マンションを区分で購入し、賃貸として貸し出す経営方法を実践しているそうですね。分譲マンションを選んだ理由や、賃貸経営を始めたきっかけを教えてください。
私が賃貸経営を始めたのは、ロバート・キヨサキ氏著の『金持ち父さん 貧乏父さん』と、浦田健氏著の『「金持ち父さん」になる!アパ・マン満室経営術』を読んだことが始まりです。そして、浦田氏のセミナーに参加し、この出会いがきっかけで浦田氏が代表を務める「一般財団法人 日本不動産コミュニティ(以下、J-REC)」に参加するようになりました。今は、J-RECの認定講師として広島支部の支部長を務めています。
当時は、分譲マンションの管理会社に勤めていて、賃貸住宅オーナーではなかったのですが、あるとき浦田氏と管理について話す機会があり、賃貸経営における管理の話を伺いました。私は、分譲マンションの管理については得意だったのですが、賃貸管理の内容は初めてで、浦田氏と話したことで分譲管理と賃貸管理は全く違うと感じ、賃貸管理に分譲管理のいいところを組み込めないか考えました。そして自分なりに賃貸管理の新しいカタチを創っていきたいと思い、そこから賃貸経営に関わるようになったのです。そして、2012年に初めて物件(分譲マンションの区分)を購入しました。
横山 顕吾(よこやま けんご)
1970年岡山市生まれ。筑波大学体育専門学群卒業後、転職を繰り返し、6つ目の勤務先として分譲マンション管理会社に就職。2008年から一般財団法人日本不動産コニュニティー(J-REC)広島支部長を務め、12年に投資用分譲マンション2戸を取得。17年に区分マンション所有に特化した専業家主へ転身。マンション管理士、管理業務主任者、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、賃貸経営アドバイザー、防火管理者、損害保険募集人資格などを持つ。趣味はリフォーム、ラグビー観戦。
――ひろしま大家の会はどのような活動をしているのですか。
ひろしま大家の会では「広島大家塾」という勉強会と、「広島リフォーム塾」というワークショップを定期的に開催しています。
広島大家塾では、ゲスト講師を招いての勉強会。広島リフォーム塾では、実際の物件で壁紙を貼る作業などを少人数制で行う、ワークショップを開催しています。そのほかにも「初心者向け不動産投資セミナー」や「不動産実務検定講座」、「分譲マンション講座」など、さまざまな講座を開催しています。
「広島リフォーム塾」 少人数制で実践型なので作業もしっかり身に付く
――参加者はどのような人がいらっしゃるのですか。
ひろしま大家の会は会員制ではなく、誰でも自由に参加ができるようにしています。そのため、不動産投資家の人や現役オーナー、これからオーナーになりたいと思っている人までさまざまな人が参加しています。
また、今までは勉強会の開催地が広島市内だったため、広島県の参加者が多かったのですが、新型コロナウイルスの影響もあり、昨年からオンライン配信も始めたので全国から参加することができるようになりました。
――参加を検討している人へ一言お願いします。
ひろしま大家の会は「不動産投資から賃貸経営へ」という理念のもと運営しています。
具体的には、
「物件を効率的に稼動させるノウハウを選別できるようになる」
「一人で頑張るのではなく、自分自身のチーム作りができるようになる」
「不動産経営に喜びを感じられる場を提供する」
ことが目的です。
この理念に共感していただける人はどなたでも大歓迎です。入会の手続きはなく、定期開催している勉強会に参加していただければ、ひろしま大家の会の仲間入りです。「広島大家塾」のHPに勉強会の案内を掲載していますので、ぜひお気軽にご参加ください。
【ひろしま大家の会】
・設立:2009年
・エリア:全国
・年会費:なし(勉強会などは参加費がかかります)
・ひろしま大家の会(横山さんブログ)
・広島大家塾HP
この記事を書いた人
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