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不動産投資のハードルを越えるカギは「財務知識」  ベテランも集まる、実践を見据えた学びの場

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一流の不動産投資家を目指す「Infinity’s Club(インフィニティーズ クラブ)」。不動産投資の拡大には金融機関からの融資が必要だ。これまでにない、財務知識に主眼を置いた大家の会であるInfinity’s Clubが提供する学びとは。同会代表の名取幸二氏と、共同運営者の杉田卓哉氏に会を発足した経緯や活動内容を聞いた。(聞き手/尾崎 光 文/佐藤 美月)

――お二人が賃貸経営を始めたきっかけを教えてください。

名取:僕は元々サラリーマンでした。もう15年ぐらい前になるんですが、リストラや年金問題が騒がれていたことがきっかけで、不動産投資家として賃貸業を専業にしたいという思いがありました。また、老後の生活にも漠然とした不安があり、不動産投資は自分でできる対策ということで始めたんです。

杉田:僕は大和ハウス工業に勤めていたことで不動産投資に出合いました。元々は株式投資をやっていたのですが、リーマンショックなどで総資産がかなり目減りしてしまって……。株式投資は怖いなと思い不動産投資を勉強し始めました。

――これまでどういった形で賃貸経営をされてきましたか。

名取:最初は、区分所有で一戸購入しました。その後、2009年に1棟ものを買ってからコツコツ買い増ししていき、10年で10億ぐらいの規模感ですね。専業大家になったのは2年前からです。

杉田:34歳の頃、鎌倉の1棟マンションを8700万円で購入しました。そこからは地方の築古アパートを購入し、利回りが高い分、リフォームやリノベーションをしてから転売や保有するという形で続け、40歳でサラリーマンをリタイアしました。現在17棟136戸を所有しています。

――Infinity’s Clubはどのような会ですか。設立した経緯をお聞かせください。

杉田:不動産投資の規模を拡大していくためには、金融機関からの融資がないと難しいという現実があります。その肝心の融資を受けるためには、自分の財政状況をきれいに整えていくことが必要です。

せっかく大家の会を発足するのであれば、これまであまりなかった財務に主眼をおいた会を作ろうということで、名取さんと僕と財務コンサルタントの先生(Infinity’s Clubメンバーには名前を開示しています)の3人で立ち上げました。

名取:この先生は金融機関に23年間勤め、融資を承認する立場で不動産投資を見てきた方なので、「融資する側の視点」を熟知しています。そういった方に教えてもらう機会はなかなかありません。

懇親会中心だったり、不動産投資の規模によって序列があったりという環境ではなく、初めて不動産投資をする方も含めて、学びたい人がきちんと学べる環境が必要だという思いがありました。


名取 幸二(なとり こうじ)/「Infinity’s Club」代表。1970年生まれ、長野県出身。現在は埼玉県在住。大学卒業時に就職氷河期を経験し第2新卒で流通業に就職するも、順風満帆とはいえないサラリーマン時代を過ごす。2009年にサラリーマンリタイアを目指し、不動産投資を始める。約15年間の波乱万丈な投資経験を活かし、かつての自分のように苦しみながらもこれから不動産投資をしたいと考えているサラリーマンへのアドバイスも行っている。著書に『普通のサラリーマンが実現させた毎年年収1000万円の不動産投資』(standards 刊)がある。

――Infinity’s Clubの会員はどのような方がいらっしゃいますか。活動はどのようなものでしょうか。

名取:会員さんは関東圏の方が多いのですが、コロナ禍でZoomでの活動が中心ということもあり、全国から集まっていただいていますね。活動としては、月1回行うZoomでの勉強会と、個別の相談会がメインになります。やはり皆さん悩みどころが違うので、一人一人に寄り添ってコンサルティングをしています。コロナが落ち着いたら、リアルの勉強会に戻していきたいですね。

杉田:会員さんには初心者の方からベテランの方までいらっしゃいます。当初、初心者を手厚くサポートしようと立ち上げた会だったのですが、まだまだ財務について学び、もっと規模拡大したいというアグレッシブなベテランの方も多く集まりました。なかにはご自身で不動産投資のスクール講師をしている方もいらっしゃいます。年代は40~50代の方が多いですね。

勉強会では、セミナー形式による一方的なものというよりは、より実践を見据えた学びを提供しています。財務コンサルタントの先生から金融機関の裏事情や融資を受けやすい財務諸表の作り方を教えていただいたり、会員さん同士で金融機関の情報が飛び交ったり、お互いに紹介し合ったりしていますね。


杉田 卓哉(すぎた たくや)/「Infinity’s Club」共同運営者。1974年兵庫県生まれ。2008年からサラリーマンの傍ら不動産投資を始め、40歳でサラリーマンを卒業。最近では戸建を0円で取得して格安リフォームする投資手法で利回り100%以上を実現。上場企業や金融機関などから、不動産投資やマネー教育に関する社内研修や講演などの依頼も多く受けている。著書に『自己資金ゼロからキャッシュフロー1000万円をつくる不動産投資』(ごま書房新社 刊)、『今すぐ資産を増やすマネー新常識』(サンライズパブリッシング 刊)、『僕が信長から学んだ勝つために一番大事なこと』(文芸社 刊)などがある。

――会員になりたい方や、検討している方へ一言お願いします。

杉田:Infinity’s Clubの大きな目的として、融資をしっかり受けられる環境をつくり、不動産投資規模を拡大していくことがあります。僕は、会員の皆さんのことを、会員というよりは「仲間」だと思っているんです。まずは名取さんと僕とで発信しているセミナーを見ていただいて、会の目的に共感される方に入ってきてほしいと思っています。

名取:やみくもに会員数を増やすのではなく、会員さんをしっかりサポートをしてきちんと結果を出す、というところにフォーカスしていきたいと考えています。他力本願ではなく自分で実行するための方法論を学びたいという自立心を持った方にきていただきたいですね。

――最後に、賃貸住宅オーナーにメッセージをいただけますか。

杉田:大家さんというのは、入居者さんに住居を提供するという社会貢献や地域貢献がとても高い仕事だと思います。「不動産投資」といえども、僕たちがやっていることは「不動産賃貸業」というリアルな事業なんですよね。入居者さんが満足できる住居を提供するということが、金融機関からの評価につながることもあります。そして、所有規模を増やすためには金融機関からの融資は必須ですので、融資を受けて物件を増やしていくといういい循環で経営していくため、Infinity‘s Clubでは社会貢献や地域貢献といったことも重視して取り組んでいます。

名取:不動産投資をしていると、どこかに必ず障害やハードルが出てきます。それをきっちり乗り越えていく。そして正しい経営をしていかないと結局は入居者さんを満足させられません。不動産経営は10~20年続くロングスパンの事業なので、しっかり軌道に乗せて経営していくことが重要だと思います。常々勉強が大事ですよということですね。

――名取さん、杉田さんありがとうございました。

【Infinity's Club(インフィニティーズクラブ)】
・設立:2020年4月
・エリア:全国
・会員数:約50名
・会費:有料(年会費制)
・セミナーのお知らせはこちら

 

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この記事を書いた人

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